ブログ更新久々です!!!
4月19日(土)~21日(月)、南青山にある福井県のアンテナショップ•
ふくい291で行われた展示会「福時(ふくとき)~福井時間をご一緒に~」の
レポートをアップします(*^_^*)
私は19歳まで福井で生活し、その後は横浜・東京に落ち着いてしまったのですが、
福井にいたころより福井が好きになっている自分を感じています。
この展示会はご縁があって知り合った陶芸家・松井勝彦さんのご案内で
今回で4回目の参戦でした(^^)
『福時(ふくどき)~福井時間をご一緒に~』とは、
『福井県で活動中の伝統工芸の作り手が集まり、展示・販売・ワークショップを通して、
使い手の皆様と共にゆったりとした“福井時間”を共有し、
都会の暮らしがもっと楽しく豊かになるきっかけづくりを目的として、
2010年より毎年開催している福井時間体感型イベントで、今年で5回目の開催でした。
「伝統工芸」というと敷居が高いように感じるのですが、
ここに参加される作家さんの作品は格式高いものもありつつ、
普段使いに重宝しそうなものまでご用意されていて、
私のような人でも楽しめる展示会です☆
日曜日はひとりでふらふら出かけて、
ひとりひとりの作家さんとお話させていただきました。
「漆器」の作家・斉藤秀僚さんは自らを「うるし芸人」と仰っていまして(笑)
伝統的な漆器の技術を使いながら、
独創的なオブジェだったり、「おひとりさま用/一石三鳥なおひつ」だったり、
印象的な作品がたくさんありました☆
日常的に使える、身近な漆を提案したいと仰っていました!
「和紙」の作家・長田和也さんは物腰の柔らかい気さくな方。
販売されていた作品は、和紙の茶室やコラージュなどの大作がある一方、
iPhoneケースやポチ袋、レターセット、メッセージカードなど
普段から親しめるアイテムもたくさんありました!
長田さんのiPadには日本橋や六本木の商業施設などに納品している
作品の写真などがあり、その活躍の幅の広さを感じました☆
「染」の作家・石川雅夫さんはとってもオシャレな男性で、
お召しになっているシャツやジャケットもご自身で染め直し
オリジナルの作品を作っているとのこと。
販売されていたのは藍や紅花染めの他、
さくらで染めた作品もあり、
その優しい色合いに一目惚れしました!
母の日の贈り物に麻のシャツを購入。
母に渡す日が楽しみです♫
石川さんが話されていた、
「染めは着る漢方薬」という言葉がとても印象的で、
衣食住を自然のものから取り入れる大切さを学ばせていただきました☆
「木」の中西朝一さんは私と同世代の方でとても親しみやすい雰囲気を持った方。
「親から子へ 子から孫へと永く愛され代々使い継がれるようなものを」という思いで、
ぬくもりのある家具や雑貨を製作されています。
家具はニ○リやイ○アのように決して安価ではないけれども、
ひとつひとつ丁寧に作られた作品は、
すごく使いやすいものになっていて、
きっと代々受け継がれるものになると思いました。
コースターやめがねスタンド、バター入れもとってもオシャレでした!
「文房流」の野口翠智さんは、とてもキレイで笑顔も素敵な女性で、
キレイなお弟子さんたちと共に丁寧なお点前と生け花をご披露いただきました☆
「形式にとらわれない自由さと大胆さをもった文人趣味の生け花、煎茶の発祥」の方と言われるとおり、
気軽に楽しめそうな雰囲気に「福時」を感じました。
ここでいただくお煎茶は、その昔福井っこ。のおじいちゃんが
囲炉裏の前で入れてくれたお茶の味と似ていて、
とってもほっとする味でした。
そして…
いつもお世話になっている「陶芸」の作家・松井勝彦さん。
松井さんは穏やかながらも熱い心を持った方で、
そんな情熱がすべて作品に込められています。
生活に浸透しやすいながらも
さりげない個性を感じられる作品ばかりで、
初めて松井さんの作品に出会った時からその印象は変わっていません。
ゲットしたマグカップを使ってコーヒーをいただくと、
同じものでも本当においしいんです!
味覚と陶器…密接な関係があるんだな、と実感しました!
松井さん、夫婦茶碗も大切に使わせていただきますね☆
月曜日は会社の可愛い後輩たちをつれて、
ワークショップに参加したり、
和紙でつくられた茶室でお点前を楽しんだりして、
ウィークディの慌ただしさから解放されるひとときでした。
福井っこ。と名乗りながらも
まだまだ感じ切れていない福井があると思っています。
福井に住んでいた頃は、そこにあることが当たり前だったけれど
当たり前なことなんてなくて、
その存在の尊さをもっと知っていかなくてはいけないなと思いました。
そんな訳で、今年の「福時」も堪能した
福井っこ。でした(*^_^*)