Silver☆Lucifer

徒然なるままに。

お引っ越しのお知らせ

2014年12月17日 23時35分17秒 | 日記
ブログをお引っ越しいたしました。
http://chibijoker.sugo-roku.com
今後はこちらへ!

【ネタバレ注意】パンプキン・シザーズ パワー・スニップス【感想】

2014年06月18日 18時22分30秒 | 日記
久々の更新。パンプキンシザーズ18巻と同時発売のサイドストーリー集「Pumpkin Scissors:Power Snips」の感想を。ネタバレありますので注意。

【センチメンタル・セコイア】
背の高い女の子のコンプレックスと伍長への淡いモニョモニョ……!主計課という部署にスポットを当ててそこから見える3課を描いた、パンプキンシザーズらしいと言えばらしい話。
インターバルでの大人と子供の境界については、さすがの岩永節でした。うーん、この人のこういう例え好き。

【White&Black】
きましたコールド・ヴィッター!12巻の「極秘任務」13巻の「サウナ云々」の詳細がここに。
白でも黒でもない、灰色の子供。ヴィッターが救ってしまうのも仕方ないかな。見た目フランシアに似てるしね。名前が雪、というのはさすが。
関西弁のコーシカちゃんがまた良いキャラでした。
やっぱりヴィッターはムッツリロリコンだ。

【HUNGRY MAN】
アメコミ風に間男の話を描いた短編。本当こいつ女抱くの好きだな!
純情を奪われた彼女はこうしてクレイモア・ワンに入ったのね……!
あわやアッー!な展開でした(笑)

【雨宿りのネオテニー】
最初の話とちょっと繋がる、ステッキンとオレルドのエピソード。兄妹のようなふたり、軽そうに見えてステッキンのことを大切にしたいオレルド、大人でありたいステッキン。あのストーリーの陰にこのふたりのこんな話があったのかな、というのがほわっとします。


取って付けたサイドストーリーというより、本当に本編を補うような形の、本編におけるインターバル的なエピソードでとても面白かったです。
岩永節も炸裂してましたし、パンプキンシザーズ好きにはオススメできる番外編!

2014年

2014年01月01日 22時53分51秒 | 日記
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

コミケの情報すら書いてなくてすいません。
すっかりTwitterに入り浸っています。

昨年は多くの出逢いがありました。
鬱だ死のう状態にもなりました。
長い長いお休みのち異動。
うーん、そんな感じでした。

今年は頑張らないように頑張ります。
いや、頑張っちゃいけないんだよな。
マイペースでいこう。

夏コミ!

2013年08月08日 21時46分20秒 | 日記
久しぶりにコスプレ参加します。
1日目。今回はジョジョです。

私→SBRのジョニィ・ジョースター
妹→ジョジョリオンの東方大弥ちゃん

そして、写真にはいませんがジョジョリオンのやすほちゃんを、妹のお友達がやってくれます。

私だけ男子だし私だけ7部だけど気にしない!

というわけで、行かれる方はお会いしたら仲良くしてください。


ジャイロに会えるかな(*´∀`*)

井澤ハピバ!

2013年07月23日 14時39分22秒 | スポーツ
諸君、私は井澤惇が好きだ
諸君、私は井澤惇が好きだ
諸君、私は井澤惇が大好きだ

笑顔が好きだ
八重歯が好きだ
細目が好きだ
人差し指が好きだ
律儀さが好きだ

小瀬で
押原で
医大で
国立で
ベンチで

この地上に存在するありとあらゆる井澤惇が大好きだ

はにかんだ笑顔が好きだ
ゴールを決めた時など心がおどる

シャイで喋れない様子が好きだ
チョリースと真顔で言われた日など胸がすくような気持ちだった

気まぐれに発動する美しい球捌きが好きだ
華麗なボレーシュートなど感動すらおぼえる

監督に呼ばれたのに交代がなかった時などもうたまらない
海賊王になるとか言い出すのは最高だ

メンタルが折れてもサッカーをやめなかったのを
実はもうすぐパパになるとか言いながら語っている時など絶頂すら覚える

10番を背負う姿が好きだ
ベンチ外の時はとてもとても悲しいものだ

あと、松橋が好きだ
開始1分未満でレッドを出されたのは屈辱の極みだ

諸君 私は井澤惇を あの人の様な井澤惇を望んでいる
諸君 私に付き従う井澤惇好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なる井澤惇を望むか 
糞の様な井澤惇を望むか?
ほら、昔いたじゃん、あの人のような井澤惇を望むか?


井澤惇!! 井澤惇!! 井澤惇!!


よろしい ならば井澤惇だ

だが、小瀬で降格に耐え続けて来た我々には
ただの井澤惇ではもはや足りない!!
大井澤惇を!! 一心不乱の大井澤惇を!!

我々はわずかに小数
他所の10番ファンに比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千のキチg(ryだと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人のチョリ集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、具体的には言えないあのチームとかあのチームを叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう

連中に降格を思い出させてやる
連中に存続危機を思い出させてやる
井澤惇には奴らの哲学では思いもよらないかわいさがある事を思い出させてやる
1000人のキチg(ryの集団で 世界を井澤で埋め尽くしてやる

目標 味スタ

チョリースミクさん作戦 状況を開始せよ

征くぞ 諸君

続・こうふの☆プリンスさまっ♪

2013年05月31日 18時54分37秒 | 日記
こういうの誰か作ってくれ。

緑黄色系と青

2013年05月04日 14時01分13秒 | 日記
みどりの日なので改めてまとめてみた。

五/連 緑(明日香)ミド!
J/Q 緑(大地さん)クローバー
B/F 緑(四郎)んでぃーお!
電/子 黄(黄山)エプロン&白衣
太/陽 黄(朝夫)パンサー!
科/学 青(島くん)青い稲妻
電/撃 青(大空くん)とんかつ屋
新/星 緑(ダイ)サー・カウラーも好き
光/マ 青(アキラ)広田さん
高/速 黄(しゅんすけ)しゅん
地/球 黒(文矢)末っ子
恐/竜 黄(ボーイ)人参嫌い
大/連 緑(ダイゴ)シシレンジャー
各/連 黄(セイカイ)おっちょこちょい
激/走 緑(実)なんでやねん
銀/河 黄(ヒカル)アースの力
救/急 黄(ダイモン)四男坊
未/来 緑(シオン)ハバード星人
牙/吠 黄(岳)孤高の荒鷲
忍/風 紺(一鍬) 「 兄者!」
爆/竜 黒(アスカさん)天然培養
刑/事 緑(センちゃん)逆立ち
魔/法 緑(蒔人)兄貴農場
冒/険 青(蒼太)そうそうそうた!
激/気 白(ケン)グダヘレチョッパー
轟/音 緑(範人)アミーゴ
真/剣 緑(千秋)いってぇ~
護/星 青(ハイド)シーイック
豪/快 緑(ハカセ)ドンさん
特/命 青(リュウさん) 熱暴走
獣/電 青(ノッさん)まるふく

ハリケンは黄も大好きです。

こうふのぷりんすさま

2013年05月01日 12時46分40秒 | 日記
中銀スタ☆RISH「マジZURA1000%」

何がやりたかったかは伝わると思う。

ガブリンチョ!

2013年02月18日 14時54分29秒 | 特撮・アニメ・漫画・ゲーム・BL・歴史 etc
始まりました。獣電戦隊キョウリュウジャー。

当初、緑かなぁとか思っていた私ですが、青の32歳設定を知るやいなやこれは青に持っていかれると確信してました。

うん、やっぱり持っていかれた!

ノッさんが愛しい。

ノッさんが愛しい。

あと、ガワさんのダンスな。たまらん。

あと、ラッキューロたんかわゆ。

あと、森川トリン朝からブレイブすぎる。

EDのダンスは大体踊れるようになりました。今回めっちゃ簡単だね!


私の好きな戦隊ノリなので楽しみです。
ただ恐竜がらみの追加戦士ってみんな死んじゃうからそれが心配だぜ。
今回は大丈夫だと思うけど。
ブライも仲代先生もだし、直人さんも恐竜だったし。


アクションは、今回は青がユニークなので楽しみです。
でも竹さんは黒?
あと、浅井さんが緑かな?これも楽しみです。ニック?


そんなわけで期待してたキョウリュウジャー、今後も期待できそうで楽しみです。
VAMOLA!

今年もよろしくお願いします

2013年01月12日 16時14分26秒 | スポーツ
高崎寛之選手の、徳島ヴォルティス完全移籍が公式リリースされました。

ものすごいショック。行かないでほしい。甲府で9番を背負って走る姿をまた見たい。

ブログに書かれた言葉は彼らしく、これからも応援しようと思いました。

まともにサッカー観始めて、まだ半年ちょっと。
ホーム千葉戦で一目惚れしたこと、富山戦で目の前で2ゴール決めたこと、本当に忘れられません。
井澤くんとはまた違った感じで、私はすっかりヒロさんのファンになってた。

彼が彼らしく、プレイし続けてくれることを願っています。
頑張れ!高崎!!
すっかりファンだよ!どこへ行っても応援しちゃうよ!!
また甲府に戻ってきてよ!!!


そして来季、パパになった井澤くんのますますの活躍を期待してる!!
MFも補強あったし大変だと思うけど…ぜひ「甲府の10番」を背負い続けて欲しい!!


開幕は仙台ということで行けそうもないですが、明後日はいよいよ新体制発表!!

来季も甲府と共に闘わせていただきたいと思います。

11月の総移動距離。

2012年11月30日 22時56分12秒 | 日記
11月11日(日)山梨→京都
3:00、スタジアムツアーバスで京都へ出発。
13:00キックオフのJ2最終戦を雨の中びしょびしょになりながら観戦。

11月12日(月)京都→山梨
前日と打って変わって晴天の京都を観光。
16:00、危うく乗り逃しそうになりつつも高速バスで山梨へ。

11月13日(火)山梨→長野→山梨
長野の母の実家へ。
祖父がICUに入っているとのこと。松本の病院へ見舞いに。
その日はそのまま帰宅。

11月14日(水)15日(木)16日(金)山梨
仕事。
ビップゲストさんの来社があったり、現場に行ったり。

11月17日(土)山梨→長野→山梨
VFKパレードの日。
仕事。
18:00、再び長野へ。
20:30、松本の病院に到着。
22:00、翌日も仕事なのでひとりで終電に乗って帰宅。鈍行。

11月18日(日)山梨→長野
10:00、出社。
16:00、仕事終了、長野へ。
そろそろ危ないと言われたので泊まってくることにしました。
病院へ。夜は孫5人、家に帰るようにといわれ、母の実家へ帰って連絡待ち。

11月19日(月)長野
6:47、犬が起こしに来る。
7:00、祖父が亡くなったと連絡が入る。
風邪をひいたらしく、喉と鼻がおかしい。この日も泊まり。

11月20日(火)長野→山梨
12:00、とりあえず山梨へ帰る。
午後から仕事に行くも、風邪のため頭がボケッとしていた。

11月21日(水)山梨→長野
9:30、仕事で現場着。
なんとか職場の方にご協力いただいて通夜に行けることに。
14:20、あずさで長野へ。
篠ノ井線の人身事故で、岡谷で電車が止まる。
従弟が迎えに来てくれる。
17:00、ギリギリ通夜に間に合う。
線香番をしながら夜を過ごす。

11月22日(木)長野→山梨
9:00、出棺。
13:00、告別式。
19:30、山梨へ帰る。

11月23日(金・祝)山梨
仕事。
現場でちょっと降られる。

11月24日(土)~27日(火)山梨→札幌→旭川→札幌→山梨
北海道。
帰りの飛行機が雪のせいで欠航にならなくてよかったけど1時間半遅れました。


この2週間の総移動距離どんなもんだろう。

そうだ、京都行こう。

2012年11月07日 00時20分17秒 | スポーツ
久しぶりのブログ更新。

シャバドゥビタッチヘンシーンしたり
ライオーが水木さんだったり
ホークスがプレオフ負けたり
井澤くんがゴール決めたり
ヴァンフォーレが昇格決めたり
ヴァンフォーレが優勝したり
巨人が優勝したり

色々あったね!

そんなわけで、ヴァンフォーレの「J2最後の試合」を観るために、京都へ行ってきます。
サポ1年生の私、アウェイもゴール裏も初めての経験。
ちなみに妹と母も一緒です。
強行スケですが京都旅行も兼ねてます。
わーい。楽しみー。

先日の熊本戦(ホーム最終戦)ですが、目の前で決まった井澤くんのゴールにほんとに痺れました。
井澤チャント中に本人が決めるというミラクル。ホントかっこいいんだけど井澤!!俺らの10番!!
最終戦はダヴィがいないので、ヒロさんのゴールを期待しています。
ヒロさん!魅せてくれー!!

京都のあとは北海道行く予定。

引退

2012年09月29日 11時10分07秒 | スポーツ
私は子どもの頃、プロ野球が大嫌いだった。
中継が延長して見たい番組は遅れるし、野球が面白いなんて思えなかったから。

私がプロ野球を好きになれたのは、城島選手と王さんのおかげだと思う。
小学生の時に進◯ゼミの別冊で城島選手のインタビューがあって、かっこいいなあと思ったのが最初。でもやっぱりその頃はプロ野球は好きじゃなかった。

小学生の頃は、ちょうどJリーグができたり、その後も地元にはヴァンフォーレがあったり、高校時代には日韓W杯もあって、サッカーの方が興味があったのは確か。
でも、好きな野球選手は?と聞かれれば「ホークスの城島!」と答えていたのも確か。

大学生になって、なんとなくプロ野球を観てみたいと思って、そんな時に当時のホークスの監督だった王さんや正捕手でバリバリだった城島選手のことが頭に浮かんだ。

でも、実はホークス戦はほとんど観てないんだけどね。

好きな選手や監督がいたから、野球を好きになれたし他にも好きな選手や球団ができたんだと思う。

最後は捕手として、タイガースの二軍で引退。
私としては切ない気持ちもある。
また鷹ユニ着る姿が見たかったとか思うけど、そりゃしゃーない。

いつも、捕手の「2」って背番号を見て真っ先に浮かぶのは城島選手の姿。

スポーツ選手にとっていつか必ず引退ってあるものだから、こうして好きな野球選手が初めて引退する今、これからも好きな選手は(野球に限らず)全力で応援したいと思う。

城島選手、お疲れさま。

堺良則のダイアモンドクレバス

2012年09月29日 00時36分53秒 | 特撮・アニメ・漫画・ゲーム・BL・歴史 etc
世良、お前が「希望のFW」なら・・・
俺は絶望の中でピッチに立ってみせる!

ネタです。ネタ。
思いついちゃったんです。
トレスしようとしてあまりにキモくてやめたんです。

世良くんは「みんなー!俺にパスくれぇーっ!銀河のはちぇまれーっ!」「キラッ☆」ってやってるんです。
そして堺さんは「俺の牙を見やがれェエェェエエエ!」って言いながら丹さんにパス出してるんです。

世良くんにとって堺さんはいつまでも憧れだけど、
堺さんにしてみればライバルなのは間違いない。

ランカちゃんとシェリルでそれぞれポジション当てはめたらちょっと萌えってなった結果がこれだったわけだ。

すいませんでした。

【サクライザー小話】エアメール【はじめ+右左口】

2012年09月18日 21時11分39秒 | 創作-小説・詩
ついにサクライザーの二次創作小話を…!しかもまさかのはじめ+右左口を…!
白衣とか同期とかそれなりにポイントあると思うんだ←
別に腐向けじゃありません。ただ、はじめなら右左口を止められちゃいそうな気がする。四郎さんにはできなくても。
っていう重妄想w
エアメールの宛名に漢字書かないだろwwとかいうツッコミはしない。きっと英語の下に漢字も書いたんだよ。←

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ドアをノックする音がした。
この律儀な2回のノック音は助手の東雲であろう。
右左口は返事をしないまま、キーボードを叩き続ける。
無言は、入れ、の合図である。
少し間をおいて、失礼します、という控えめな声と共に、予想通りの人物が入ってきた。
「右左口博士、手紙が届いています」
「手紙?」
忙しなく動いていた指先を休め、椅子に掛けたまま振り返る。
差し出した右手に細長い白封筒が渡された。
差出人は書いていないが、宛先に書かれた「右左口茂様」の文字で誰からのものかすぐにわかった。
「燃やせ」
そのまま封筒を東雲に返すと、視線をパソコンのモニターに戻す。
「いや、でも・・・」
「燃やせと言った。燃やせ」
差出人を書かなければ、中身くらいは見るだろうとでも思ったのか。
山本はじめ。昔、同じ研究室で一緒に過ごした男。
文字だけで判別できてしまう自分にも嫌気がさす。
山本はじめ。思い出したくない存在。忘れてしまいたい存在。
あいつは苦手だ。
右左口には、他人に対して好き嫌いや苦手や得意といった感情はない。
ただ、山本はじめだけは違った。
あいつは苦手だ。そう思わせる何かがあった。
ふとした一言に心が乱される。
何でもない行為に意識を奪われる。
嫌いではなく、苦手だと感じた。こういう感覚を自分も持てるのだと意識した。
「燃やせ」
立ち尽くしたままの東雲に、右左口は再度そう告げる。
イライラする。あの男のことを思い出しただけで、無性に苛立つ。
「わかりました」
東雲は事務的にそう答えると、封筒を持って部屋を後にした。

あいつに手紙を出したよ、息子はそう言った。
向こうは昼間だろうか。こちらは連日夜遅くまで新しいスーツの微調整を行っているというのに、電話なんか寄越しやがって。
そう思いながらも、息子の元気な声が聞けることが四郎には嬉しかった。
「あいつって桜井か」
「違うよ。・・・東甲府重工」
自分の元で学んだ、息子と同期の男。
39RAのデータをハッキングし、アンドロイドを作り出し、あろうことかそれを自身の私怨に利用する男。
「・・・何を書いた」
お前がいまさら何を言っても、聞く男じゃないぞ。
四郎の声が低くなる。
つい先日も、サクライザーがあのタイプ108というアンドロイドに苦しめられたばかりだ。
すっかり捻じ曲がってしまった。昔はただ研究熱心な、聡明な若者だったはずなのに。
「親父の話してたアンドロイド、やっぱりすごいと思うんだ。俺は、あいつと共同研究がしたい」
「何を言ってる!あいつとはもう、一緒には歩めん!」
「んなこんねぇっつこん!」
語気を荒げる父親に、はじめも声を荒げる。
思わず出てしまった故郷の訛りが、自分でも懐かしく感じた。
「・・・あいつは、根っからの悪人じゃない。一緒に研究してた俺が言うんだ。近くにいた俺が言うんだ。間違いない」
「茂は、すっかり変わっちまったぞ。あの頃、お前と一緒にいた茂じゃない」
自分だって今の、変わってしまった元教え子の姿を、信じたくはなかった。
だが、まざまざと見せつけられたのだ。人を苦しめ、虐げ、笑いながら復讐を遂げようとする、今の右左口茂を。
「変わってないと思うぜ。きっと」
俺はまだそっちへ帰れないけど、とどこか悔しそうにはじめは告げる。
「きっと、また3人で同じものを目指せるさ」
じゃ、国際通話は高いから。
言葉を返せない四郎に、はじめは冗談交じりに笑ってそう言うと、躊躇いなく電話を切った。
ツー、ツー、と規則的な機械音が耳をすり抜けていく。
同じものを、また、3人で。
10年前のように。
目指せるのだろうか。
「はじめ、茂」
思わず呟いた声は、希望も絶望も帯びているような気がした。

きっと読んでないだろうな、そう、はじめは感じていた。
それでもいい。あいつのことだ、筆跡だけで自分が差し出したものとわかるだろう。
それだけでいい。変わってしまった彼が、変わらぬ同期のことを思い出すだけで。
それだけでも、何か変わるかもしれない。この事態が。彼の何かが。
あいつは昔っから、
「俺だけは苦手だからなぁ」
わかりやすいやつ、と思わず声に出して呟くと、自然と笑みがこぼれた。
また、きっと、わかりあえるさ。
根拠のない希望が、はじめの胸に小さく、だが確かに浮かんでいた。

手紙は、もう燃やしただろうか。
早く消し去ってしまいたい。自分の頭の中からも。
右左口は、自分がイライラする理由がわからなかった。
山本はじめ。
長いこと会っていない。特に恨みも利用価値もない。ただ、同期だったというだけの男。
昔から、自分の何かに触れてくる、それだけが気に食わず、どこか苦手意識を感じていた男。
「山本、はじめ」
閉ざし続けていた、目を背け続けていた、自分の感情がザワザワと騒ぐ。
「・・・Accept、108」
気を取り直して起動実験を始める。
だがしかし、自身の乱れた脳波に、108が応えることはなかった。