イギリスに暮らして最初、私は接客業とかサービス業、カスタマーサービスという概念があるのか無いのかわからん国だと思った。
素晴らしい接客をしてくれるスタッフに巡り合うこともあれば、つり銭は投げてよこす、ハローもサンキューもバーイも言わん、どんなに客が待っていても同僚と喋り続けな死ぬんか!という程、知らん顔するババアスタッフ…これはもう、暮らしていて遭遇したくなくとも避ける事の出来ない事故である。

先日、娘とTK MAX という量販店に行った。
なんか色々売っている、何とも言えんが行ったら何なりと買ってしまう魅力がある。
土曜日で、カーライルの割には混んでいた。
商品が床に落ちたままで、スタッフはおそらく店内を歩いて整理していないのだとすぐに分かる。
そこでキャンドルを買いレジに行くと、あれほど店内のフロアにいなかった店員が、9人レジで手を叩き大爆笑して談笑していた。

レジは4つしか開けていないが、9人が全員そこにいる。
なるほど…せやからあんなに衣類やら靴が床に落ちたままやったんか…

私の番になったが、若い女性店員は8人と喋り続けたまま私のレジから支払いまでを終えた。
顔は終始横を向いたままである。
私は嫌みにサンキューと言ったが、喋り続けたままだった。
感じ悪っ…とイギリスに来た頃は思っていたが、慣れたら慣れる。

娘が後で「失礼やな…あれはアカンわ…」と言った。
それから数日後、うちのスタッフ16歳(女)と18歳(男)が、全く同じだったのを目にした時、もうこれは大英帝国の御家芸だと諦めた。
若いから…ではない。
なかなかのババアでもやる。
しかし不思議にも、なかなかのジジイはやらん。
まずもって紳士なジジイスタッフにしか私は遭遇したことがない。

思うに、今後は男性スタッフを採用していけば、サービス業は気持ちの良い買い物が出きるような気がする…
知らんけど…
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