今回の夢と希望、お釈迦様の生涯を絵解きで読んでみたい、である。

長年生きてきたが、仏教については、本当に断片的にしか知らない。

子どもの頃だったか、父の厄年の時に川崎大師へ行った。
門前のお店に、当時でも珍しくなったザラ紙に印刷された漫画で描かれた仏教説話の本が並んでいた。

筆者は、スペクタクル感溢れる「地獄と極楽」なぞを選んで買ってもらった。
恐ろしい思いばかりする地獄は、ちょっぴりだけスリリングであった。
また、極楽の方は、何の刺激もなく、退屈な印象であった。

たぶん、これらの選択しなかった方の本の中に、「おしゃかさまのおはなし」とか、有り難い内容の書かれたものがあったはず。

まず、このあたりから始めた方が良さそうである。
年を取って頭の中が360度ひねくれたから、元へ戻って素直に読めそうである。

しかし、まだ売っているのだろうか。
川崎大師の門前町の仏教説話の本。

「まんだらけ」あたりで高値がついていたら、ちょっと参っちゃうのである。