ずっと、もう何年も
構想だけは頭の中で練り上げていたのだけれど
実行に移せなかったこと。
地中海式食事法 入門編を
4月〜5月にかけて開講決定〜
それはもう、パンデミックの前から
やりたいと思っていた
オンラインの地中海式食事法講座。
当初は録画をプラットフォームにUPして
お家から学んでもらえるタイプの講座を考えていた。
2019年の年末に日本に帰り
年始にイタリアに戻ってきて間もなく
ロックダウンになった。
あれよ、あれよという間に店は閉まり
アマゾンでの配達もままならないのでは??と
慌てて講座を録画するための機材などを買い込んだ。
私はフィレンツェの大学病院から呼ばれる
医療通訳をしているのだけれど
感染者が山のように押し寄せ
手術も最小限に抑えられていた病院の仕事はなくなった。
もちろん旅行客もいないので
海外旅行傷害保険側の通訳の仕事もなかった。
私には突然有り余る時間が用意され
夫は幸運にも雇われ人なので
家でゴロゴロしながらも最低限のお給料が出ていた。
しかし、突然オンライン講座が作れるか?
と言ったら、無理だった。
まず、自分の録音した声に耐えられなかったのだ。
これが自分の声なのか?と嫌悪感で震えた
そして、動画編集の技術が無さすぎた
暇すぎて、YouTube動画を2つ3つUPしてみたけれど
3本目で、吐きそうになって止めた。
なんか、私、こういう忍耐系作業、向いていないよね
そんな、私が絶望している時に
今まで対面でしか許可されていなかった料理教室が
オンラインでもやって良いことになったらしい
というニュースを聞きつけた
その昔、私は穴蔵のような義姉の家に住んでいた。
モロッコ人の夫と結婚が決まり、結婚式の予約もした後に
この夫の姉が脳梗塞で倒れて半身不随になり
病院から、君達が唯一の親戚だから面倒みてねんと、頼まれ
突然同居が決まったのだ
若かりし婚約中の私達は
義姉を施設に送るお金もなく
2軒アパルタメントを借りるお金もなく
穴蔵に転がり込むしかなかった。
その後、義姉は復活して歩けるようになったのだけれど
鬱で性格が捻くれていて、とにかく私をイビリまくった。
そんな義姉は、料理だけはピカイチに上手だった。
私は彼女が作るモロッコ料理の味を自分の舌に記憶させ
出張モロッコ料理教室をフィレンツェで開催していた。
とても穴蔵に鬼(義姉)がいる家に、人様を招けず
人様の家で開催するしかなかったのだ。
この出張・爆笑モロッコ料理教室は
イタリア料理に飽きた主婦達に大層喜ばれ
私はフィレンツェ中を食材をスーツケースに入れて
グルグル周って教えていた。
これ、まんま、オンラインに乗せられるよね??
なんと、あの苦しかった穴蔵時代から10年後
私は突然、オンラインで料理を教え始めた。
この10年の間に、義姉は糖尿病が悪化し
左足を切断し、私達は壮絶な介護を乗り越え
広い家に、やっとのことで引っ越したところだった。
もう、穴蔵ではなかったので
ZOOMで背景が映ってしまっても問題なかった
タイミングが味方してくれているのを感じた。
このオンラインの地中海料理教室も
外食に行けない主婦〜料理研究家の皆様まで
世界の沢山の方にリピートして頂き、大いに盛り上がった。
人間は、ラクな方へ、ラクな方へと流されていく。
私は、あれ?私って料理の先生になりたかったんだっけ??
と、当初の目的からズレている自分に違和感を感じていた。
私にとって、料理教室は得意分野なので簡単なのだ。
だけど、私がやりたかったのは座学の講義なんだよね。
そしてそのうち、作ったお料理食べ係の家族から
「もう料理教室のお料理食べるの勘弁!」
とブーイングが飛び
やり切った感があった私は、アッサリお教室を止めた。
このままライスワーク(日銭を得るための仕事)を続けても
疲弊し続けるだけなことは解っていたから。
私はライフワーク(人生をかけて取り組む活動)として
地中海式食事法の講義をできるようにならないと
その一環としての料理教室でないと、私にとって価値が薄れるのだ。
お料理教室をやりながら
私はライブローンチをオンラインで学び
「話し方」をオンラインで学んで、自分の声への嫌悪感を拭い去った。
インスタでリール動画をUPしながら動画編集を学び
サイト構築を学びながら、
今、やっとのことで自分が当初やりたかった
地中海式食事法の講座を開催できることになったのだ。
しかも、今回は録画ではなく、ZOOMで講義形式で。

今回は、世界の歩き方フェスで
デラックス版をご購入頂いた皆様と
以前、アンケートにお答え頂いた方々へ募集をかけさせて頂きました。
講座にお申し込み頂いた皆様、ありがとうございました
第一期は4月〜5月開講ですが
第二期以降の講座や、今後の私の活動にご関心がある方は
ご登録記念プレゼントもご用意しております

こちらのLINEは、以前のお料理教室時代のとは違います。
新しいLINE公式へ、再度ご登録頂けますよう
どうぞよろしくお願い致します。
パンデミックから一歩も外に出なくても
世界中の何百人の方々と
ご縁あって繋がれたことに感謝しております。