ハラル肉ってどうなの? | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

我が家は専らハラル肉屋で

肉を買っている。

 

日本でも今は増えてきているのではないかな??


ハラールミートは

アッラーに祈りを捧げて

然るべき屠畜方法後、血抜きをしたお肉で

豚を含まない、牛、鶏、羊肉が一般的に売っている。


ユダヤ教徒も同じように、豚以外の

血抜きしたお肉を食べる習慣がある。

 

 

私はモロッコでラクダ肉

イタリアで馬肉も食べたけれど

ラクダ肉は赤身で牛と馬肉の中間のような感じだったかな?

 

ラクダのコブ内にある脂と

串刺しにして炭火焼きにしたものは

最高に美味しい。


 

 

 

私がイタリアに来た頃

ハラル肉屋の前を通ると

アラブ人達が並んでいて

それも大抵男性が肉を買っていて

一見怖かった気がする。

 

だけど、まさか、その後

モロッコ人と結婚して

自分がそこに並ぶようになるとは....ニヤニヤ

思いもよりませんでしたわよ。

 

 

アラブ人は、男性が肉を買いに行く。

女性は家でパンを焼いているのかな??

 

お買い物も男性が行く習慣があるよね。

 

我が家では、夫の休日に

一緒にハラル肉屋に肉のまとめ買いに行く。

 

 

大抵買うのは鶏一羽(タジン用に6等分に切ってもらう)

タジン用角煮牛肉

鳥手羽(スープ用)

鶏胸肉

 

義姉が最後に欲した牛足も売ってるYOニコニコ

鶏レバーも売っているので

たまに鶏レバーペーストも作るよ。

 

ビステッカ(Tボーンステーキ)も売っているけれど

それは、キャンティの友人から直で買っている。

 

 

牛挽肉は、目の前の牛の塊肉を

角切りにして、その場で2回挽いてもらうの。

そうすると、酸化していない真っ赤なお肉で

脂肪とか余分なものが混入されていないので

ビュアな赤身挽肉が入手出来るのね。

 

 

こういうのに慣れちゃうと

スーパーの挽肉とか買えなくなっちゃうよね。

 

何が混入しているかわからないし

脂肪も多いし、調理していると臭うこともある。

 

 

イタリアの肉屋さんでも

きちんと仕事してくれるところは

既に挽いてある肉でなく

その場で選んだお肉だけで挽いてくれるところもあるよ。

 






 

 

義姉の生前は、ハラル肉しか信用しておらず

スーパーのお肉とか買えなかったのね。

 

 

きっと義姉はイタリアのトラットリアで

調理補助として働いていたりしたので

レストランで肉を挽く時に

あらゆる肉と部位を混入させて挽いていたのを見て

トラウマになったんだと思うんだよね。

 

 

私もリストランテで研修していた時

ラグー(ミートソース)用にマシンで挽肉を作っているのを見た時

残り物の肉の切れ端をガンガン投入していて

驚いたもんね。

 

 

ラグー(ミートソース)とか、ラザニアとか

冷蔵庫で何日も保存している場合もあるから

裏側を見てしまった人間としては

そういうものはトラットリアでオーダーしないね。

 

義姉もラグーは自家製でも絶対に食べなかったのは

これまた何かトラウマをおっていたんだと思うよ。

 

リストランテでオーダーするのなら

シェフお手製のトルテッリとか

魚介のソースのパスタとか

その場で作られた新鮮さを味わえるものを頂くかな?

 

 

 

だから、ひとえにお肉と言っても

無限のクォリティーがあって

厳選した品質のものを購入しないと

具合悪くなるかもね〜ってお話。

 

 

ハラル肉と言っても

冷凍して海を渡ってきたものとか

大丈夫??って感じだし

 

肉はその場で屠って

新鮮なものを頂くことに慣れているモロッコ人には

スーパーのお肉がイヤっていう気持ちも

今や理解できるようになっちゃった日本人リツコ


現場からは以上です。