39歳がけっぷち不妊治療日記

私は、結婚するまでロクな恋愛をしたことがありません。

いつも、気が付いたらセカンド女だったり、都合のいい女だったり、

前に書いた、理想の彼との破局 とその後さらに傷口に塩、

付き合った途端に突然の辞令で遠距離恋愛→相手に現地恋人できて破局、は3回、

向こうからものすごい情熱的なアプローチを受け続け

ようやく心が決まってお受けすると、途端に振られたり…

普通の女の人って、人生の中でそう何回も振られることはないと思うのですが

私の場合、初めて付き合った（と自分では思っていたけど一夜限りで振られた）人 から

今の旦那さんの前の人まで、小説が何本か書けるくらい

一つ一つが立ち直れないほど精神的にダメージを受けて

振られるという恋愛をしてきてます。

だから自然と恋愛も臆病になり、結婚するのも39歳と遅くなりました。

もちろん、自分に男性を見る目がないというのもあるのですが、

周囲の人が

「あいつなら大丈夫」

と太鼓判を押すような男性でも、半年くらいして

こちらが本当に好きになってきたところで

「ごめん、好きな人ができたんだ。そっちと付き合うから」

or

「もう好きじゃない」

と言われて、あっさりハイさよなら。

私が鈍いのか、言われる直前まで、彼の心変わりには気づけず。

最後に言われるのはいつも

「何を考えているのかわからない」

「自己主張が無いのでつまらない」

でした。

心当たりはあります。

私には発達障害(ADD） がありますので、

コミュニケーションは普通の人と同じというわけにはいきません。

職場などでドライに「普通の人」を演じることはできますが、

かなり疲れるので、プライベートではやってません。

それに、うまく演じているつもりでも、いつしかボロが出て

「あの人（みかん）って何かおかしいよね」

と遠巻きに噂されることになります。

付き合った最初は「天然ボケ」と思っていた男性も

「やっぱり何か違う」と思ってしまうのでしょう。

あと、やっぱり小さいころからずっと

何かするたびに、親に

「お前はダメなやつ」と

罵倒され続けて育ったのも関係しているかも。

（ちなみに今現在でもそうです）

おそらく原因は母で（毒親バナシはこちら ）

私の悪口をあちこちに吹聴するのが生きがいなんです。

たとえば、母は料理が苦手で大嫌いなくせに

私を絶対に台所には立たせないのです。

母が食事をしないときでさえも。

数少ない「お袋の味」も絶対に教えません。

そして、「みかんは料理がまったくできない。女失格」と

言いふらすのです。

おそらく、プライドの高い母なので、

自分より料理ができない人間が身近に必要なのでしょう。

一度、家庭にまったく興味がないはずの父

（「孫が可愛い」という感覚が本気でわからないらしい）が私のことを

まるで見てきたかのように、こと細かく罵倒するので

「一体それって誰に聞いたの？」

と聞くと、案の定というか、情報は母が出所でした。

（罵倒の内容はデタラメ）

また、遠く離れている兄弟にも電話で同じことをしているようで、

一度、兄弟から

「母が言ってることとみかんが言ってることが180度違うので、

どちらが正しいのかよくわからない」

と言われたことがあります。

母は迫真の演技で嘘をつくため、本当に同情してしまうときがあります。

あるとき、母が

「旦那（私の父）が、趣味のものを運搬するのを手伝ってくれない」

と、本当に父が冷酷なように、涙を流さんばかりの話をするので

父に事情を聞いてみたところ・・・

私「運ぶのくらい手伝ってあげてもいいんじゃない？」

父「俺、その日、株主総会だから無理って言ったんだけど」

ちなみに父は代表取締役社長・・・(^_^;)

株主総会はシャンシャン総会（形式的な総会）ではなく、

探偵を使った身辺調査（愛人に貢いでないか等）

不正な経理はないか、財務状況は、

など、株主からかなり厳しく突き上げられるそうです。

そもそも、平日の昼間に、カルチャーセンターで作った

趣味のもの（重さはけっこうあります）を

会社を休んで運べだなんて、株主総会でなくても無理があるのに。

専用の運送会社もあるので、頼めばいいのに。

てっきり休みの日の話かと思いました。

まあ、ゴリゴリの共産主義者である母にとって

資本主義社会というのは悪魔なので、

「株主総会」というのは、さしずめ悪魔の集会くらいにしか

思ってないのかもしれませんが…(^_^;)

私も、働いていたときはずっと母に

仕事を辞めろと言われ続けていましたし。

仕事をする＝資本主義のブルジョアどもの犬になること

と母は信じているため「働く」ということをものすごく軽蔑しているのです。

あんたの、一回何十万（会場、出品料など）の趣味のお金や

年に何回も行く国内、海外旅行や最新ブランドバッグのお金は

一体どこから出てるの？って感じですけどね。

もちろん、リクルートスーツなんて用意してもらえませんでした。

「本当に実力があれば、Tシャツにジーパンでも合格するはず。

お前がスーツなんて着るのは、実力がないからだ！」

と、面接に行こうとスーツを着るたびに、母はたいそう不機嫌になり、

私は口汚く罵倒されるのでした。

いや、世の中にはTPOというものがあってですね…

と言おうと思ったけど、

父の代理で父方の祖父の法事に行ったとき、皆が喪服なのに

母ひとり派手な服を着て、シ○ネルのデカいロゴが入った派手なバッグを持って

（不安になって、事前に「それでいいの？」と聞いたけど、「みんなこんな感じよ♪」と言ってた）

他の女性がみな忙しく立ち働いているなか配膳の手伝いもせず、

自分がどれだけカルチャーセンターの生徒として趣味を頑張っているかを

印刷した経歴書をせっせと配って歩いていた（冷たい視線には気づかず）のを思い出し

説得はあきらめました(T_T)
手土産の「どこからどう見ても慶事の菓子」だけはやめさせましたけど。

一度「なぜスーツを着て面接に行くと怒り狂うのか？」と聞いてみたら

「だってお前の姉の会社の服装が私服だって聞いたから」

だそうです…(*_*)

姉だって、面接のときはスーツだったと思うけど。

会社の「私服」ってジーパンTシャツって意味じゃないと思うし。

しかし、そんな一般常識の通じる母じゃないので…

話がそれてしまいましたが、あまりに一挙手一投足を

母から罵倒、批判、嘲笑されるため、

私はいつしか自分のことはしゃべらなくなりました。

上記のように、母の論理はまったく破綻していて話にならないし、

ふとしたきっかけで突然キレだして手が付けられなくなり、

何をしても馬鹿にされ、嘲笑されるからです。

（それをまた「心を開かない」と罵倒されるわけですが、開けるわけない）

長いこと兄弟からDVを受けていましたが、相談もできず。

（お前が悪いからと言われそうで）

誰かに甘えることもなく、常に冷静を保っていました。

しゃべらなければ、とりあえず揚げ足を取られることはないし。

表情も馬鹿にされるので、無表情でいるようにしていました。

それが、交際した人たちが言っていた

「何を考えているのかわからない」

ということだったのかもしれません。

ところが、そういうハードルを一切無視して

正面玄関からポンと入ってきちゃったのが

今の旦那さんというわけで。

七歳年下ということで、まさか私が恋愛対象のわけないと思っていたから

初めてしゃべったときから、何にも気どらなくていいし

「何考えているのかわからない」とか突き放さず、

何を考えているのかを必死に考えてくれる。

「自己主張をあまりしない」というところも

旦那さん的には、自分がリードできるので心地よいみたいです。

ただただ私のことを一番大事にしてくれる。

みんなから、おかしい、変わっていると言われる私を

「みかんと一緒にいると落ち着く。幸せ」

と言ってくれる、唯一の人。

最初はどうしてもそれが信じられなくて、

大切にされることに慣れてなくて居心地が悪く、

最低にも、ドタキャン、すっぽかしを繰り返したり、連絡を無視したり、

わざと酷い仕打ちをして嫌われようとして

何回も逃げようとしたんですが

旦那さんはいつも黙って待っていてくれて、

なぜか最後には戻ってしまう・・・

そんな私を黙って受け入れてくれる。

（友人いわく「みかんの旦那は相当のドM」）

そんなこんなで、ついには結婚して子供までできることに。

旦那さんの前でだけは素直でいられるし、

本当の親にはできなかったこと、甘えたり、駄々をこねたり

弱音を吐いたりもできる。

かなり感情の振幅が激しかった私が、

旦那さんと付き合い始めてから、精神的にも落ち着いて

優しい気持ちになれるようになったし、

否定されたり嘲笑されることがないので、

自分の意見を言えるようになったし。

なので、最近旦那さんが私の大きくなったお腹をなでながら

「お腹の赤ちゃんが一番、みかんが二番目に大切、俺は最後だよ(*^ o ^*)」

とよく言うようになったので

表面は笑顔なんですが、

「いやだあ～私も一番がいい！」

と、心の中で悶えている私なのでした。

おかあさんになるんだから、こんなこと言ってちゃダメなんですけどね。
今まで、電車の切符さえ

「なくすといけないから持っててあげる」
って感じに旦那さんから甘やかされてきたので、
これから「旦那さん離れ」しなくちゃいけないなあ～…

　←よかったらポチリおねがいしますm(_ _)m
にほんブログ村