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わが投資術

2024-04-24 22:00:00 | 読書
「わが投資術」
清原達郎、講談社、2024年3月





2005年、最後の長者番付で1位となった著者が、投資業を引退するにあたり投資術・投資の履歴を記した本。

mac68615さんがブログで紹介されていて、興味深かったので手にとってみました。

著者の経歴は東京大学卒業。
野村證券、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー証券を経て、投資顧問会社でヘッジファンド運営。

「はじめに」で「ヘッジファンド運用のノウハウを全部世の中にぶちまける」と書いている通り、かなり濃い内容となっており、読み物としておもしろいです。
国内上場企業の「割安小型成長株」投資を得意とし、判断方法を数式等により詳しく解説し、成功例・失敗例も示しています。

ただ著者は知識と勘・経験・度胸を兼ね備えていますので、自分の投資・資産運用においてすべてを真似することは難しいです。

またヘッジファンド運営責任者として、
・調査対象企業の社長と直接会う
・値上がり後の売却方法として企業に買い取ってもらう
などをしているんですよね。
小口個人投資家にはできません。

自分も過去には投資資金の一定割合を小型株投資に振り向けていた時期もありましたが、
著者のような大株主の動向により株価が大きく変動したり(著者は影響がないように行動したと述べています)、購入後に不利益な情報が出てきたりしたことがありました。
本書をきっかけに、小型株の情報収集くらいはしてみようと思います。

自分なりのアイデアで投資し、これと思った株は下落しても余力のある範囲で買い増し、投資スパンを年単位で考えるなど、著者と自分の共通点もあってよかったです。



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2 コメント

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Unknown (mac68615)
2024-04-25 18:17:00
記事の引用を頂きまして、ありがとうございます。
そうそう、読んでいて思い出したのが、損切りを勧めてこない印象でした。
私は元々損切りが苦手でナンピンが多いのですが、もう少しだけ確信めいた買い増しを心掛けようと思いました。
色々もう忘れかけてるので、再読します。
コメントありがとうございます! (bk31)
2024-04-26 09:21:13
本書を紹介していただきありがとうございます。参考になりました。

私の場合、名の知れた企業だったらそのうち戻るだろうと思ってナンピン買いしますが、
小型株だとリスクが多い気がして、著者のようにしっかり情報収集することが欠かせないと感じました。

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