GW最終日。ふと気づけば昨日が立夏だった。
こんな時にお彼岸頃の話をするのはこそばゆいが、備忘録は遺しておきたい性分なので。
年度末は春の青春18きっぷを利用した旅を出る習性がある。
旅といっても、半分は関西への往復。これで2回か3回分消費。残りで他へ小旅行。
が、今年はどうにも気分がのらなくて。
残暑の頃にコロナ療養で4日間消化して予定が狂ったことにもメゲず、2日間とっておいた有給休暇をつかって
西に向かった。
3月20日(水)。この日は「春分の日」にて特定休。
毎度のことながら、「三島行きでも間に合うんだけどなぁ~」と思いつつ、1本早い品川発の小田原行きに乗った。
今回は姑息な(?)対策は取らず、米原で新快速を待とつことにしよう。
早朝の出発時は彼岸の時期にもかかわらず、すごく寒かった。
前日の天気予報を確認しても、関西においても気温の低さは週末で続くという。
例年ならは服装は春夏のレギンスに長袖Tシャツに薄めのカーディガン、朝晩用に春コートをスカーフ。
というラインナップなのだが。
迷いに迷って、ヒートテックの長袖タートルシャツに極暖レギンスの上にマジカルサーモコート。
マフラーにもカーディガン代わりにも使えるショールという冬物を着て出た。
(結果的にはこれが大正解だった)
小田原→熱海→浜松→豊橋→大垣→米原。
祝日で春休み期間中ということもあり、同じ18きっぱーの乗り継ぎ客多し。
それでもリュックを背負って迅速に乗り換えしたから座席キープにも成功。
前回と違って、JR東海区間で事故もなく、ダイヤも順調できっぱーの多くは名古屋でどっと減った。
大垣で当日朝に用意した握り飯を食べる。
電光掲示板には特急の案内が。行き先は敦賀。
北陸新幹線の開通とともに、在来線の特急も敦賀止まりになってしまった。
敦賀から先の北陸本線は第三セクターになっちゃった。
一抹のさびしさが心をよぎる。
大垣から先は、というか伊吹山は雪で見えない。
「なごり雪」というには激しすぎる勢いで吹雪いていた。「嘘でしょう?」
米原に着いた。
ホームで立って待つのはつらい。
みぞれ交じりの雪が横から吹き付けてくるし。
新快速が来るまで雨風がしのげる場所で待機するか、それとも快速でとりあえず京都あたりまで行くか。
思案したところでアナウンスが入った。
東海道本線上で事故がかり、長浜からくる次の新快速は運休です~とのこと。
で、網干行きの快速さえも数分遅れてホームに入って来た。
それまでの時間、ホームに立っているのがまぁつらかった。(冬仕様の服装、ごていねいウール帽子も持参してヨカッタ)
JR 西日本管内は季節外れの雪と事故がごっちゃになってダイヤが混乱していた。
なぜか、京都発の新快速が急遽運行されることになり、京都で乗り換えた方が早く大阪に着きます~
と、一瞬聞き間違いか?と思う車内アナウンスが入り、疑心暗鬼になりながら京都でいったん降りる。
アナウンス通りが新快速が入線してきた時は、何やらキツネに化かされたような。
そうして2時半ぐらいだったかなぁ、大阪に着いた。
宿によって荷物を預けようかと思っていたけど、時間がロスなので、そのままダイヤモンド地下街に入り、
駅前第三ビルのあたりで地上に出た。
「本当にあるのかな? シネコン」と思ったら、道を渡った向こうにあった。
(きっと地下から直接行けるルートもあるだろうが、そこまで詳しくない)
で、15:30上映の映画「ゴジラ-1.0」を観た。
水曜日なので割引料金になるかと思いきや、何回選び直しても1.900円なので係員のおにーさんに聞いたら
「Dolbyシアターなんで」。
背に腹は代えられない。それにグレードアップされた映像と音響で観るのも一興。
なんたって、アカデミー賞獲った作品だし。
確かに、Dolbyでよかった。
山崎貴監督作品といえば「永遠の0」が印象に残っているが、あのラストの先っぽいところもあったのがよかったなぁ。
観終わって、シネコンが入ってるビル地下から地下街を抜けてお宿へ。
たぶん、大阪へ観光に来た人を迷わす迷路のような地下街。
しかも私はダイヤモンド地下街が完成してすぐに転勤で大阪を離れたのだけど、
だけど、なんか土地勘が残っているのか適当に歩いても目的地に到達してしまう。
そのホーム感が安心できる。
チェックインして荷物を置いてから、夕食を調達。
(開封してから箸をもらい忘れたことに気づき、また外に出てもらって戻った。
改めて、あの店近っ!)
身体が冷えてしまったので、食後はお風呂入ってさっさと寝た。