SSD換装+メモリ増設+Windows11へ | 希望テクノサービス -システム開発/ホームページ作成/ITコンサルティング-

希望テクノサービス -システム開発/ホームページ作成/ITコンサルティング-

~パソコン・サポート/IT・経営コンサルティング/Webページ作成/CAD講習/普通教科の家庭教師/Excel VBA/パソコン家庭教師

テーマ:

こんばんは、タカアキです。投稿を続けます。この度、お客様からご依頼があり、作業した内容です。作業メニューは以下の通りです。

 

1.Windows 11 へのアップグレード

2.メモリ増設

3.付随メンテナンス

4.SSD換装

 

では早速、各項目を見てみましょう。

 

 

1.Windows 11 へのアップグレード

まず最初に、今年10月に Microsoft社のサポートが終了となる、Windows 10 から Windows 11 へのアップグレードです。早めに対処しておきたいとのご意向で、CPUの仕様など若干、非推奨項目がありましたが、それらを回避する方法で(お客様の承諾の上で)、アップグレードを行ないました。ちなみにこの事項については、写真は撮っていません。

 

 

 

Windows 11 は随所に新しい機能が盛り込まれていますし、セキュリティが一段と強化されているので、メリットの方が多いのは確実です。自分の経験の範囲内では、Windows 10 環境のアプリ群もそのまま移行でき、特別な作業は発生していません。とは言っても実施前に少し不安があったので、Microsoft 365(今は Office とは呼ばなくなりましたね)、ウイルス対策ソフト、会計ソフト等は、後で困らないように、IDとパスワードを確認し控えておきました。

 

 

 

ただし、アップグレード後、無線LANが認識されず、 Wifi アイコンが表示されませんでした。これも、Windows 11 のアップデートを適用したら解決されました。

 

 

 

いま、Windows 10 のサポート終了を年内に控えての、Windows 11 へアップグレードの「駆け込み需要」があると思います。弊社では、格安で対応致しますので、気になる方はまずお気軽にお問い合わせください。チャット相談も設置しましたので、希望テクノサービスのホームページの、チャット・ボタンからお問い合わせください。

 

 

 
 

画像-1 チャット相談の窓口を設置しました。【スマホ画面】

 

 

 

2.メモリ増設

後に述べます SSD 換装をせっかく行なうのだから、その爆速感をフルに体感するためには、メモリ増設も同時に行なうべきことをお薦めしました。NEC のディスプレイ一体型PCでしたが、ノートPC用新品 8GBメモリ×2枚が思ったより安価でした。以下の写真ギャラリーが、作業の様子です。
 

※いずれか1枚の画像をクリックすると拡大表示され、左右の矢印をクリックすることにより、次々に切り替わります。

 

 

 

 

 

メモリというのはよく譬(たと)えられるのは、仕事をする時の机の広さです。メモリ容量が大きいと机が格段に広くなったようなもので、多くの仕事を同時並行で進めていくことができ、能率が大きくアップします。

 

 

 

ただしメモリは、パソコンの機種によって、搭載可能な最大容量が決まっていますので、仕様を確認する必要があります。また、メモリの規格もいろいろとバリエーションが多いので、適合するものを選ばないと、せっかくお金を出して買っても、メモリが認識されず無駄になってしまうので、注意が必要です。

【参考】メモリの選び方

 

 

 

3.付随メンテナンス

今回の依頼は SSD 換装とメモリ増設がメインでしたが、せっかく分解作業を行なうということで、付随するメンテナンス作業を行ないました。その1つが、冷却用クーラーの清掃です。これについては前々回の記事でも詳しく述べていますが、マザーボードを破損したりしないよう、慎重に綿棒を使いホコリを除去しました。そのビフォー/アフターの変化は、画像を見て頂ければ一目瞭然だと思います。この清掃により、冷却効果は格段に高まることでしょう。

 

 

 

付随作業の第2に、このパソコンは購入後10年近いということで、マザーボードのコイン電池を交換しました。テスターで測ると一応未だ電圧は充分でしたが、コイン電池の寿命は通常3~5年程度だそうなので、交換となりました。コイン電池の寿命が来ると、パソコン内部の時計が狂ったり、BIOS設定が保存されなくなったりします。Windowsが起動しなくなることも起こります。

 

 

 

第3は、ワイヤレス・キーボードと、ワイヤレス・マウスの電池が、両方残量わずかでしたので交換しました。キーボードの方は電池の液漏れが発生していましたが、内部まで飛散していなかったので、交換後正常に動作しています。

 

 

 

4.SSD換装

SSDというのは「ソリッド・ステート・ドライブ」の略で、メカニカル(機械的)な部分が無いのです。ざっくり言うとUSBメモリを大きくしたような記憶装置で、データの読み書きは全て電気的に行われます。そのため圧倒的に読み書きのスピードが速いのです。

 

 

 

これに対しHDDは「ハード・ディスク・ドライブ」の略で、同一の軸を中心に何枚かの円盤が高速で回転し、ヘッド・アクチュエーターが円盤に触れるか触れないかの間隔で、これも高速に行ったり来たりして、データを読み書きします。要するにHDDはメカニカルな機構が多い分、速度がかなり遅くなります。ここらへんの説明や図解は HDDの説明 または SSDの説明 のいずれかをご覧ください。それでは、SSD換装の大まかな手順は、以下の通りです。

 

 

 

1.購入したSSDを専用ケースに入れ、パソコンにUSB接続する。

2.専用ソフトにより内臓HDDのクローンを、外付けしているSSD内にコピーする。

3.パソコン本体からHDDを取り外す。

4.SSDを、2.5→3.5インチ変換マウンタに取り付け後、パソコン内部のHDDがあった場所に装着(SATA接続)する。

5.パソコンを起動し、OSをインストール。データもSSDに移行される。

6.取り外したHDDは、別途HDDケースを購入して外付けHDD化し、お客様にご使用いただく。

 

 

 

こうしてみるとステップが多く感じるかもしれませんが、要するにHDDのクローンをSSDに作って入れ換えるということです。ところが画像にもありますが今回、ドツボにはまってしまったのです。それはSSD付嘱のクローン・ソフトが厳密に処理を行なう余り、途中でエラーが起きSSDが起動しないという問題なのです。

 

 

 

悩みました。SSD換装後、どうやってもWindowsが起動しないのです。夜中の2時、3時まで、コマンド・プロンプトの黒い画面との格闘が続きました。OSのあるボリュームのブート領域の再構築がどうやってもできない。とことん悩みましたが、これ以上お客さんを待たす訳にもいかず、有料ソフトでクローン化したら、これがあっさりと正常起動し解決したのです。

 

 

 

しかし一度、組み替えたHDDとSSDを全て元に戻す作業が必要で、一連の換装作業を一からやり直す必要がありました。最後に正常起動した時は、少し大げさかもしれませんが、喜びの歓声と虚脱感が入り混じっていました。

 

 


 

以上が、今回の作業の経過の全体です。我ながら、人間ドックならぬ「パソコン・ドック」とも呼ぶべき内容だったなと思います。希望テクノサービスでは、大手サポート業者に比較すると、破格のお値段で今回のような、爆速化を含む「パソコンのオーバーホール」を承ります。

 

 

 

興味を持たれた方、パソコンの動きが悪くお悩みの方、Windows 11 にアップグレードしたい方は、ぜひ下記のリンクからお問い合わせください。上の方でも述べましたが、チャット相談も承っております。ただし、ご自分で行なうことが前提の、技術的ご相談には、コンサルティング料金表が適用されますので、その旨、最初に申し付けください。

(長文にも関わらず、最後までお読み頂きありがとうございます)

 

 

 

希望テクノサービス・お問い合せ他

 

 

【補足】
今回のケースでは10年前のパソコンでしたが、メモリの最大容量が16GBあったこと、CPUのスペックもある程度高かったので、SSD換装をお引き受けしました。これに対し、それ以上、年数が経過しているパソコンや、メモリ容量が16GB以上に増設不可の機種の場合には、SSD換装をお断りし、別の新品か新古のパソコンの購入をお勧めする場合がございます。

 

 

 

それらのケースでは思ったより高速化が達成できないのと、今後、PCを使い続ける上で性能上、支障が出る可能性があるからです。総合的に判断して、どちらかの診断・判断をさせて頂きます。まずはお気軽にお問い合わせください。