北海道の住宅で軒先のツララ(氷柱)を見なくなった。
近年の新しい住宅ではほぼ絶滅したのだ。
ただし、近年の暖気とは全く関係ない。
住宅の断熱性能が格段と進み、室内の暖気が屋根に逃げないことによる。
だから、本道では住宅のツララは古い住宅か欠陥住宅の証でもある。
さて、真冬は最高気温が氷点下なのでツララが発生しない。
しかし、晩冬になると日差しの暖かさで屋根の雪が解け、ツララが出来る。
これこそ北海道の春の兆しだ。
ここから先は蛇足だが、近年北海道では、水道凍結防止のための水落し(水道管内の水抜き)や、屋根の雪下ろしをしない住宅が増えた。
これは陸屋根(平たい屋根)や勾配屋根を問わない。
そもそもが、凍結防止の水落しや、屋根の雪下ろしをしなくてはならないこと自体が欠陥の証だ。
まともな住宅が増えつつある。
* * * *