北海道の寒さのピークは二つある。
一つは1月20日の大寒の10日後前後、即ち1月末日前後だ。
もう一つは、北海道オホーツク海沿岸に流氷が接岸して半月以上経過し、北海道全域が「内陸化」する2月中旬だ。
過去、道内で氷点下40度を記録したのもこの時だ。
しかしながら、近年は第一級の寒波が激減し、氷点下30度台すら少ない。
近年、流氷の接岸が遅くなり「内陸化」の進行が妨げられるため、2月の氷点下40度は今後出現しないと思われる。
また、夏場は以前は30度超えはひと夏に二、三回程度だったのが、半月ほども出て、35度超えまで出現するようになった。
一年中、気温が上昇している。
その結果、以前、オホーツク海では見られなかった、フグが獲れるようになった。
現在、フグの漁獲高が日本で一番多いのが北海道だという。
ただ、一市井人としては如何ともし難く、成り行きに任せるだけではある。
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