フィクションです。
おにぎりをたくさん
持っている人からは
おにぎりを奪っても
いいと思っている人が
本当に存在している。
目の前で人から
おにぎりを奪う人を
見かけることがある。
怖くなる。
人から奪う人に限って
自分の分がないわけでは
ないということが多い。
だから怖くなる。
自分が困っていて
おにぎりがないからと
人から奪う人がいる。
それはどこかで
仕方がないとは思う。
それでも奪うことは
やはりよくはない。
できることなら
困ったときに
おにぎりをわけて
もらえるような関係を
人と築いていられたら
理想的だと思う。
それもなかなか
難しいけれど。
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どうしても困ったら
たくさん持っている人に
「おにぎりひとつ
わけてもらえませんか」と
お伺いを立ててみては
いかがでしょうかと思う。
奪うのではなくて
お尋ねしてみては
いかがでしょうかと思う。
それは「みじめ」だから
絶対にしたくないと
言ってた人がいる。
人から奪うことは
「みじめ」にならないのか
不思議に感じた。
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おにぎりをたくさん
持っている人になら
自分の分がなくて
困っているときに
「お願い」してみること
できそうな気がする。
そしてそんなときに
自分の分がないのに
わけてくれちゃう
タイプの人には
その話は聞こえないように
気を付けないといけない。
私はそんなことを
気にしてしまうタイプ。
だからいつもおにぎり
ぎゅっと握りすぎて
固くなってしまうのかな。