A Day in the Stream

先日つづいた冷たい雨のある日。
スマートフォンの画面に、ふと目を落として気がついたことがある。
" Chance of Rain. "
画面に、英語でそう表示されていた。

グラフィックの美しいそのアプリは、天気の情報を日ごと・時間ごとに示してくれるのだが、日本語表記がないので英語表記にしてあった。
いつもは、グラフィックに目を奪われて英文を気に留めてなかったのだけど、不思議なことに、その時は" Chance of Rain. "という一文が目に飛び込んできた。
憂鬱に感じたり、つい出足が鈍ってしまう、マイナスイメージの雨の日。
でも、英語のフィルターを通すと、雨は「チャンス」。
妙に感激してしまった。

実は、年始に母が倒れ、生涯病とつきあってゆかなければならない状況になった。
今後も投薬・入退院を繰り返すことになる。
それはとてもショックな出来事だったけれど、見方を変えると『悪いこと』だと決めつけられない点もある。
私たちは、いつも「死」という爆弾を抱えている。それは万人に共通で、なにがキッカケになるかは分からない。
そう考えると、定期的にお医者様に診ていただける状況は、漫然と暮らしているよりも安心かもしれない。母の年齢を考慮すると、悪いことではない。
まさに、" Chance of Rain. "

フィルターを変えると、世界がまるで違って見えてしまう。
全ては、捉え方次第なのだ。
ピンチの時こそ、雨を思い描いて、" Chance of Rain. "という魔法の言葉を唱えてみようかな、などと考える。

ちなみに、記事の中で紹介したアプリは「Weather HD」というもの。
ホント、グラフィックが美しく、眺めているだけで癒されます。。。



※母のこともあり、ブログの更新がしばらく滞りがちになるかもしれません！
たずねて来てくださる皆さま、大変申し訳ありません。

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