全日本選手権2015・女子FS 結果 | フィギュアスケート研究本

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フィギュアスケート:全日本選手権・女子FS

2015年12月27日(日) 15時55分 スタート

宮原、貫禄V2 浅田は巻き返し3位

順位 選手名 所属 得点


1位 宮原知子 関西大中・高スケート部 212.83
2位 樋口新葉 日本橋女学館 195.35
3位 浅田真央 中京大 193.75
4位 本郷理華 邦和スポーツランド 193.28
5位 白岩優奈 京都醍醐FSC 186.33
6位 村上佳菜子 中京大 181.58
7位 永井優香 駒場学園高 178.86
8位 新田谷凜 愛知みずほ大瑞穂高 178.48
9位 本田真凜 関西大中・高スケート部 171.62
10位 木原万莉子 京都醍醐FSC 170.69
11位 横井ゆは菜 邦和スポーツランド 169.40
12位 松田悠良 中京大中京高 165.84
13位 坂本花織 神戸FSC 165.50
14位 磯邉ひな乃 立命館宇治高 161.24
15位 今井遥 新潟県連 161.23
16位 青木祐奈 神奈川FSC 155.84
17位 大庭雅 中京大 153.41
18位 西野友毬 明治大 151.32
19位 上野沙耶 関西大 147.06
20位 加藤利緒菜 長尾谷高 141.12
21位 鈴木春奈 日体荏原高スケート部 137.28
22位 森千夏 愛知みずほ大瑞穂高 130.98
23位 高橋美葉 札幌大 130.75
24位 小槇香穂 就実学園 127.79

詳細

総括


フィギュアスケートの全日本選手権は27日、北海道の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで女子フリースケーティングが行われ、17歳の宮原知子(関西大中・高スケート部)がフリー139.59点、合計212.83点で2連覇を達成した。2位は14歳の樋口新葉(日本橋女学館)でフリー127.87点、合計195.35点、3位には前日のショートプログラムで5位と出遅れた浅田真央(中京大)がフリー131.72点、合計193.75点で入った。

宮原は、冒頭のトリプルルッツからの3連続ジャンプを成功させ勢いのると、その後もジャンプを次々と着氷した。持ち前の安定感を大いに発揮し、流れるような伸びやかなスケーティングで観客を魅了。グランプリファイナルで銀メダルに輝くなど、今季躍進を続ける17歳が、3年ぶりの優勝を目指した浅田らを退け、強さを見せ付けた。


2連覇を果たした宮原知子【坂本清】

24:村上佳菜子(中京大)

村上佳菜子の演技がスタート。SPの得点は66.02点で4位。
曲は「映画「SAYURI」より。トリプルループ、ダブルアクセル-トリプルトウループをきれいに着氷するが、トリプルフリップでは着氷で滑って転倒。中盤のステップでは手拍子が後押しをする。後半、トリプルサルコウを単独できれいに着氷、トリプルサルコウの3連続も着氷。終盤、トリプルトウループを単独で跳び、最後のアクセルはシングルに。後半、ジャンプを1つ跳ばなかったように見えたが、最後で混乱してしまったか。フィニッシュでは苦笑いを浮かべ、首をかしげた。
FS得点は115.56点、合計181.58点で6位。



23:浅田真央(中京大)

浅田真央の演技がスタート。SPの得点は62.03点で5位。
曲は「蝶々婦人」。冒頭のトリプルアクセルは転倒、続くトリプルフリップはオーバーターン。トリプルルッツは着氷。後半、ダブルアクセル-トリプルトウループ、トリプルサルコウと続けて着氷し、トリプルフリップからの3連続もしっかりと下りる。最後のトリプルループもきれいな着氷。終盤のコレオシークエンスではスピードに乗って体全体で表現し、イーグルでは大きな拍手。冒頭にミスはあったが、後のジャンプを跳びきって演技を立て直した。フィニッシュではほっとしたような、かみ締めるような表情を見せ、納得するように何度もうなずいた。
FS得点は131.72点、合計193.75点で暫定3位。



22:本郷理華(邦和スポーツランド)

本郷理華の演技がスタート。SPの得点は68.39点で2位。
曲は「リバーダンス」。冒頭に高さのあるトリプルフリップ-トリプルトウループを着氷。片手を上げたトリプルサルコウをこらえるが、続くトリプルルッツは転倒。後半、ダブルアクセル-トリプルトウループ-ダブルトウループ、トリプルループを着氷。トリプルフリップも下りる。終盤のダブルアクセル-ダブルトウループもしっかりと決めた。やや緊張があったようにも見えたが、リバーダンスの舞台を再現しているようなステップでは場内から大きな手拍子を受け、ダイナミックに演じた。
FS得点は124.89点、合計193.28点で暫定3位。



21:白岩優奈(京都醍醐FSC)

白岩優奈の演技がスタート。SPの得点は61.92点で6位。
曲は「Night Walt・Send in the Clowns」。トリプルルッツ-トリプルトウループを着氷。続くトリプルサルコウはきれいな単独ジャンプ。トリプルフリップ、ダブルアクセルもきっちりと着氷する。後半、トリプルループも決め、終盤にはトリプルルッツ-トリプルトウループ-ダブルトウループの大技を着氷。最後のダブルアクセル-ダブルトウループも決めた。一部ジャンプ構成を変え、難度の高いジャンプが終盤に入ったが見事に滑りきりスタンディングオベーション。フィニッシュ後はうれしそうな笑顔。
FS得点は124.41点、合計186.33点で暫定3位。



20:樋口新葉(日本橋女学館)

樋口新葉の演技がスタート。SPの得点は67.48点で3位。
曲は「The Mask of Zorro」。冒頭、トリプルルッツ-トリプルトウループ、トリプルサルコウを勢い良く着氷。演技後半に5つのジャンプ。トリプルルッツ-トリプルトウループをこらえ、ダブルアクセル、トリプルループも決める。終盤のトリプルフリップからの3連続、ダブルアクセルもしっかりと着氷。ほぼノーミスではつらつとした演技を見せ、フィニッシュではガッツポーズ。再び全日本で好演技を見せた。
FS得点は127.87点、合計195.35点で暫定2位。



19:宮原知子(関西大中・高スケート部)

宮原知子の演技がスタート。SPの得点は73.24点で1位。
曲は「リストの「ため息」。トリプルルッツからの3連続は3つ目がやや詰まるが着氷。続くトリプルループはきれいに下りる。トリプルフリップも流れのある着氷。後半、2つ目のトリプルルッツ、ダブルアクセル-トリプルトウループもしっかりと降りる。終盤のトリプルサルコウ、ダブルアクセル-トリプルトウループもきれいに着氷した。緊張感のある最終グループの1番手で持ち前の安定感を大いに発揮。ミスなく流れるように演じきり、スタンディングオベーションを誘った。
FS得点は139.59点、合計212.83点で暫定トップ。



18:青木祐奈(神奈川FSC)

青木祐奈の演技がスタート。SPの得点は58.96点で9位。
曲は「ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」。冒頭、ルッツとループの3回転-3回転は、ややタイミングが合わず2つ目をダブルにする。続くダブルアクセル-トリプルトウループ、単独のダブルアクセルも決め、トリプルサルコウも着氷。後半、2つ目のルッツは抜けてシングルになり、トリプルループでは転倒。最後のトリプルフリップは3連続にしてコンビネーションをリカバリーした。注目を集めるジュニアの1人だが、後半やや体力が持たなかったか。初めての全日本は悔しさの残る舞台になってしまった。
FS得点は96.88点、合計155.84点で暫定10位。



17:本田真凜(関西大中・高スケート部)

本田真凜の演技がスタート。SPの得点は58.23点で11位。
曲は「Beetlejuice」。冒頭、難しい入りのトリプルルッツは転倒。トリプルサルコウ-トリプルトウループはしっかりと着氷。ステップの一部のようにダブルアクセルも着氷する。後半、トリプルフリップからの3連続、トリプルループ、ダブルアクセル-トリプルトウループと続けて着氷したが、最後のトリプルフリップで転倒。妹たちも見守る中、巻き返しを狙ったがミスが2つでてしまい、フィニッシュでは表情が曇った。
FS得点は113.39点、合計171.62点で暫定3位。



16:新田谷凜(愛知みずほ大瑞穂高)

新田谷凜の演技がスタート。SPの得点は60.10点で8位。
曲は「ロミオとジュリエット」。トリプルルッツからの3連続をきっちりと下りるが、次のトリプルフリップで転倒。トリプルサルコウはきれいに決める。後半、トリプルループをこらえると、2つ目のトリプルルッツも着氷、ダブルアクセル-トリプルトウループをきれいに下りる。再度のダブルアクセル-トリプルトウループはややステップアウト。ミスはあったが得点源のジャンプを跳びきり演技をまとめた。フィニッシュ後はやや悔しそうな表情。
FS得点は118.38点、合計178.48点で暫定2位。



15:永井優香(駒場学園高)

永井優香の演技がスタート。SPの得点は60.42点で7位。
曲は「Augusts Rhapsody」。冒頭のトリプルルッツはステップアウトしたが、続くトリプルフリップ、トリプルループはきっちりと着氷する。演技後半、ダブルアクセル-トリプルトウループ、トリプルルッツからの3連続、トリプルサルコウ、ダブルアクセル-ダブルトウループとすべてのジャンプを着氷。冒頭の大技は入らなかったが、その後きっちりとコンビネーションジャンプを落ち着いてリカバリーし終始伸びやかな演技を見せた。
FS得点は118.44点、合計178.86点で暫定トップ。



14:松田悠良(中京大中京高)

松田悠良の演技がスタート。SPの得点は58.76点で10位。
曲は「Swan Lake」。冒頭のトリプルフリップ-トリプルトウループを着氷し、続くトリプルルッツ、トリプルループも着氷。後半、単独のトリプルフリップをこらえ、終盤のダブルアクセルからトリプルサルコウの3連続、トリプルループ-ダブルトウループ、ダブルアクセルも落ち着いて着氷。大きなミスなくスピード感のある演技を見せ、最後のスピンの途中から大きな拍手が鳴り続けた。
FS得点は107.08点、合計165.84点で暫定3位。



13:木原万莉子(京都醍醐FSC)

木原万莉子の演技がスタート。SPの得点は58.10点で12位。
曲は「BLACK SWAN」。トリプルループからの3連続を落ち着いて着氷したが、続くフリップは1回転に、ルッツは途中で回転が開いて両足着氷になる。ダブルアクセル-トリプルトウループはきれいな着氷。後半のトリプルサルコウ、トリプルループもきれいに決める。終盤のダブルアクセル-トリプルトウループもきれいに下りた。6分練習の直後、リンクに落ちたものの回収で少し待たされるアクシデントも。序盤にミスが出たが、後半立て直して滑りきった。
FS得点は112.59点、合計170.69点で暫定トップ。



12:高橋美葉(札幌大)

高橋美葉の演技がスタート。SPの得点は52.41点で18位。
曲は「The Little Mermaid」。冒頭のダブルアクセル-トリプルトウループは前向きに下りて両手をつく。続くトリプルサルコウ-ダブルトウループ、細かいターンからのトリプルトウループは着氷。中盤のステップではコミカルなマイムに手拍子がわく。後半のトリプルサルコウは途中で開いて両足着氷になったが、単独のダブルループを続けて2つ決め、終盤のダブルアクセルにはトリプルトウループをつけた。いくつかジャンプのミスはあったが、はつらつとした演技で大きな歓声を浴びた。
FS得点は78.34点、合計130.75点で暫定11位。



11:磯邉ひな乃(立命館宇治高)

磯邉ひな乃の演技がスタート。SPの得点は55.69点で14位。
曲はアバターより「climbing up Iknimaya-The pass to heaven」他。冒頭のトリプルルッツ-トリプルトウループ、トリプルサルコウ、トリプルループと3つのジャンプをすべて着氷。トリプルサルコウ-ダブルトウループもリズムよく決める。後半、トリプルルッツからの3連続、トリプルフリップも着氷したが、最後のダブルアクセルは回転不足気味で乱れた。最後のジャンプが悔やまれるが、大技を含んだ構成で伸び伸びとした演技を披露した。
FS得点は105.55点、合計161.24点で暫定3位。



10:上野沙耶(関西大)

上野沙耶の演技がスタート。SPの得点は55.05点で16位。
曲は映画「SAYURI」より。トリプルフリップをこらえながらも着氷。トリプルループのコンビネーションはセカンドが1回転になり、続くダブルアクセル-トリプルトウループは転倒。後半、トリプルループをきれいに着氷、ダブルアクセルからダブルサルコウの3連続も着氷し、終盤のトリプルサルコウ、トリプルトウループも着氷した。紫の着物風の衣装でスピード感を保ち、映画の世界を演じきった。
FS得点は92.01点、合計147.06点で暫定6位。



9:横井ゆは菜(邦和スポーツランド)

横井ゆは菜の演技がスタート。SPの得点は56.30点で13位。
曲は「マラゲーニャ」。トリプルルッツはきれいに着氷したが、続くトリプルフリップはステップアウト。ダブルアクセル-トリプルトウループは流れのあるきれいなジャンプ。中盤のトリプルループも着氷し、トリプルフリップをコンビネーションに。ダブルアクセル-トリプルトウループ-ダブルループは最後のダブルループでバランスを崩し転倒。最後のトリプルサルコウはきれいに決めた。ジュニアからの出場ながら、キビキビとした力強い演技を見せた。
FS得点は113.10点、合計169.40点で暫定トップ。



8:坂本花織(神戸FSC)

坂本花織の演技がスタート。SPの得点は53.90点で17位。
曲は「The Color Purple」。冒頭のトリプルフリップ-トリプルトウループは高さのあるジャンプ。トリプルルッツも着氷。続くフリップはダブルになる。中盤のダブルアクセル-トリプルトウループはしっかりと着氷。後半、トリプルフリップからの3連続、トリプルサルコウを決め、終盤のダブルアクセルも流れのある着氷で決めた。昨季の世界ジュニア代表。ショートはノーカウントのジャンプで出遅れたが、巻き返しの演技を見せた。
FS得点は111.60点、合計165.50点で暫定トップ。



7:今井遥(新潟県連)

今井遥の演技がスタート。SPの得点は55.20点で15位。
曲は「ピアノ協奏曲」。冒頭のダブルアクセル-トリプルトウループは幅のある大きなジャンプ。続くトリプルフリップからの3連続も着氷。ルッツは1回転に抜ける。演技後半、2つ目のダブルアクセルは単独に。トリプルフリップ、トリプルループ-ダブルトウループ、トリプルサルコウと、残りのジャンプもすべて着氷した。今季なかなかかみ合わない演技が続いたが、大きなミスを1つに抑えて滑りきった。
FS得点は106.23点、合計161.23点で暫定トップ。



6:大庭雅(中京大)

大庭雅の演技がスタート。SPの得点は49.52点で22位。
曲は「THE CHRONICES OF NARNIA」。トリプルフリップを着氷し、続くダブルアクセル-トリプルトウループは幅のあるきれいなジャンプ。トリプルループも流れのある着氷。トリプルサルコウは着氷後にややバランスを崩す。中盤のステップでは手拍子が後押し。後半、トリプルサルコウの3連続も着氷。トリプルループは抜けてシングルになるが何とかコンビネーションにし、最後のダブルアクセルをきれいに下りた。1つミスがあったが、壮大な音楽をしっかりと演じきった。
FS得点は103.89点、合計153.41点で暫定トップ。



5:小槇香穂(就実学園)

小槇香穂の演技がスタート。SPの得点は47.38点で23位。
曲は「la muerte del angel,tango」。冒頭のトリプルルッツをこらえると、続くトリプルサルコウ-ダブルトウループ、ダブルアクセル-トリプルトウループも着氷する。後半、トリプルフリップはスピードが足りず転倒したが、終盤の3つのジャンプ、トリプルトウループ、ダブルアクセルからの3連続、トリプルサルコウはいずれも着氷。ピアソラの力強いタンゴに合わせ、演技をまとめた。
FS得点は80.41点、合計127.79点で暫定5位。

4:鈴木春奈(日体荏原高スケート部)

鈴木春奈の演技がスタート。SPの得点は51.49点で20位。
曲はメンデルスゾーンの「Violin Concerto」。冒頭のトリプルトウループ-ダブルトウループはきれいに着氷したが、トリプルルッツは転倒、フリップは1回転に抜ける。中盤のトリプルループは前向きに下りて両手をつく。後半、トリプルサルコウ-ダブルトウループはしっかり着氷し、ダブルアクセルからダブルサルコウの3連続も着氷。終盤のトリプルトウループはきれいに下りた。中盤のコレオシークエンスでは昨日同様、イーグルポジションに拍手もわいた。
FS得点は85.79点、合計137.28点で暫定3位。

3:加藤利緒菜(長尾谷高)

加藤利緒菜の演技がスタート。SPの得点は52.35点で19位。
曲は「My Fair Lady」。トリプルフリップ-トリプルトウループはややフリーレッグがついたか。続くトリプルルッツは着氷。後半、ダブルアクセルが途中で開き両足着氷になると、続くアクセルもシングルに抜ける。トリプルループはこらえて着氷、トリプルサルコウはステップアウト。最後のトリプルループを3連続にしてなんとかリカバリーした。後半に5つのジャンプを組み込む構成だったが、中盤で乱れてしまった。
FS得点は88.77点、合計141.12点で暫定2位。

2:森千夏(愛知みずほ大瑞穂高)

森千夏の演技がスタート。SPの得点は45.84点で24位。
曲は「黒い瞳」。トリプルサルコウはこらえながらも着氷し、続くイーグルからのダブルアクセルも着氷。トリプルトウループは転倒し単独になったが、直後のダブルアクセルは着氷。中盤、ダブルルッツからの3連続は手をあげながらリズムよく決める。後半に入り、トリプルサルコウは転倒。終盤のトリプルトウループをコンビネーションにしてリカバリー。コレオシークエンスではスピードに乗って安定したポジションを見せた。
FS得点は85.14点、合計130.98点で暫定2位。

1:西野友毬(明治大)

西野友毬の演技がスタート。SPの得点は49.81点で21位。
曲は「La Boheme」。今大会女子で唯一の大学4年生。大きな歓声に迎えられる。トリプルルッツ-ダブルトウループ、トリプルループ、トリプルサルコウからダブルアクセルのシークエンスと、冒頭3つのジャンプをすべて着氷。演技後半のトリプルルッツ、トリプルトウループ-ダブルトウループ、トリプルサルコウも着氷する。コレオシークエンスのスパイラルでは拍手も。最後のダブルアクセルも落ち着いて決めた。最後の全日本選手権でミスのない演技を披露。フィニッシュの瞬間うれしそうに顔を覆った。場内はスタンディングオベーション。最後は観客に深くお辞儀をしてリンクを後にした。
FS得点は101.51点、合計151.32点。



<フィギュア>フリーでようやく光…浅田3位

毎日新聞 12月27日(日)21時33分配信

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3~4月、米ボストン)などの代表選考会を兼ねた全日本選手権は最終日の27日、札幌・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われ、女子フリーは前日のショートプログラム(SP)1位の宮原知子(さとこ、大阪・関大高)が139.59点をマークし、合計212.83点で2連覇を果たして世界選手権代表入りを決めた。

 2位には、SP3位で年齢制限のため世界選手権の出場資格がない14歳の樋口新葉(わかば、東京・開智日本橋学園中)がフリー127.87点、合計195.35点で入った。SP5位の浅田真央(中京大)はフリーで宮原に次ぐ131.72点を出し、合計193.75点で3位に食い込んだ。SP2位の本郷理華(邦和スポーツランド)は4位にとどまった。

 ◇「今できることはできた」

 演技を終え、ぎゅっとつむった浅田の両目には、光るものが見えた。「今できることはできた」。最近はジャンプの失敗が重なる大会が続き、難度を下げた今大会のSPもミスを連発。「気持ちが下降気味に入っている」と沈んだが、フリーでようやく光が見えた。

 難しい出足だった。冒頭のトリプルアクセルで転倒し、続く3回転の連続ジャンプが単発に。だが、ここから踏ん張る。午前中の練習からなかなか決まらなかった苦手の3回転ルッツに成功すると波に乗り、苦しみを振り切るかのように、最後まで走りきった。

 陰には、恩師・佐藤信夫コーチの存在があった。「自信喪失の状態だった」という教え子に、「結局は『やればできる』ということ」と何度も話し、時間をかけて気持ちが整うのを待った。そうした支えに浅田は、この日の朝、「気持ちが引けてしまうのが自分の弱いところ」と再確認。練習から無理やりに前を向くと、「こういう気持ちの持っていき方なら体がスムーズにいく感覚があった」。その先に、全日本出場11回連続での表彰台、そして世界選手権への切符が待っていた。

 「練習を積み重ねて、今日よりもさらにいい演技ができるように頑張りたい」。浅田らしい、柔らかい笑顔が戻った。【中村有花】


演技後、膝をついたまましばらくの間うつむいた浅田真央=真駒内セキスイハイムアイスアリーナで2015年12月27日、手塚耕一郎撮影

↓リザルト

http://www.jsfresults.com/

↓プロトコル

http://www.jsfresults.com/National/2015-2016/fs_j/nationalsenior/data0205.pdf

↓別プログに、女子FS動画を紹介しております。

http://ameblo.jp/shuppansport/entry-12111036822.html
全日本選手権2015 女子FS 動画


宮原知子選手、優勝おめでとうございます。

樋口新葉選手、準優勝おめでとうございます。

浅田真央選手、三位おめでとうございます。




浅田選手の「自信喪失の状態だった」にショックです。

やはり、初戦の中国杯でのSP完璧演技にもかかわらず、評価されなかった事からの不調でしょう。

GPファイナルで、胃腸炎だった事から、体調も良くないのだとは思いますが、過去の浅田選手に対する厳しい採点基準は、まだ今だに浅田選手を苦しめ続けているという事でしょう……。

世界選手権の代表に選ばれたのは、不調ながら、浅田選手の実力の賜物だと思います。

フリーだけでは二位でした。

世界選手権を放送するフジテレビは、浅田選手が代表に選ばれて、ほっとしている事でしょうね……。



本日のテレビ放送

『オールジャパン メダリスト・オン・アイス2015』フジテレビ

12月28日(月)18時~19時54分







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