20年閉じ込めてきた感情 | ずれやまズレ子オフィシャルブログ [オシャベリなオシリ]
2025年03月25日 15時55分20秒

20年閉じ込めてきた感情

テーマ:ズレ告知&活動報告

ずれやまズレ子の前身でもあるアバ子とズレ子は、2004年に歌謡デュオユニットを解消。

 

 

結成は1999年タイバンコクの伊勢丹前。

その後オネエ歌謡デュオとして活動を始め、2001年4月4日「上野24時」でインディーズデビュー。

8枚のシングルと1枚のミニアルバムをリリース、3アーティストのシングルをプロデュースという足跡を残した。

それはそれは凄惨な罵り合いの末、これまでの活動に終止符を打った。

 

 

ズレ子という名前を捨てる選択もあったけど、名乗り続けることでアバ子とズレ子が作ってきた楽曲の権利は、自分にあると主張したかったのかもしれない。

 

何しろアバ子から届いた最後の言葉は

「文句があるんだったら裁判で訴えればいいじゃん!」

だったので・・・。

あれから20年、会うことも、文字を交わすことも、噂を探すことすらすることもなくなった。

 

 

話は変わるが、今年は、若い頃に目指していた、いわゆるシティポップ路線の音楽を制作している。

その中の核になる曲の作詞を外注した。

作詞家さんとランチをしながらの打合せでは、たわいもない身の上話で盛り上がり、楽曲のイメージを伝えることもなく、結局お任せということに…。

 

<作詞家の許瑛子さん>

 

3月末を締め切りとしていたが、それよりも早く、その歌詞があがってきた。

曲に合わせて歌ってみると、これって、アバ子のことを書いてないか?

あのたわいもない会話から、作詞家さんはこの部分を切り取って書いてきたのだ。

 

アバ子への憤りや怨みは、今となっては、もう微塵も残っていないけど、ずーっと閉じ込めてきた感情を呼び覚ますような歌詞に、とまどった。

でも、もしかしたら今が向き合うタイミングなのかもしれない。

そう納得したところで、作詞家さんにOKを出した。

 

さて、次は編曲家さんに発注だ…。