あたしの第三者委員会
ずれやまズレ子の歌は、セルフプロデュースで作っていて、ほとんどの工程を自分自身でやっています。
作詞、作曲、レコーディングディレクション、ジャケットデザイン、プロモーション、リリースまでの事務作業、営業などなど、音楽配信やCD販売までの、90%は、ほぼ一人でこなしているというか、こなせているというか…。
その中で唯一、誰かのチカラを借りなければいけない作業があります。
それは「編曲」です。
いわゆるオケを作る作業です。
この部分だけが第三者による感性が入る、いわゆる第三者委員会のようなものです。
あたしは、ずれやまズレ子の全作品が、大大だーい好きなのです。
当たり前ですよね…。
あたしが大好きなエッセンスのみで作られているのですから…。
でもここが最大の強みでもあり弱みでもあります。
以前、ある音楽事務所のプロデューサーから言われたことがあります。
「ズレ子さんが最高傑作だと思っても、それを使う側、聴く側は、決して傑作だと思ってもらえないことの方が多いヨ!」と…。
確かに、作詞作曲をしないプロデューサーやディレクターが、ヒット曲を生み出しているケースの方が多いように思います。
多くの人間の客観的な意見から、一人の歌手を売り出すためにプロデュースした方が、ニーズにマッチングしやすいのでしょう。
頭ではわかっていても自分のことになると、どうしても主観強めになってしまいます。(悪いことでは無いけど)
そのために、編曲という音楽の肝になる作業だけは、第三者委員会として誰かの意見や感性が入り込めるようにしたいと考えているのです。
5月15日デジタルリリースする「夜明けのうどん」を皮切りに、月2曲ペースでの連続リリースしていく新曲は、どれも自分では最高傑作と思っている作品です。
受け取る皆さんにとっても、サイコーと言ってもらえたらいいなぁ〜。