医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

やっていて欲しい

2024-04-24 04:44:03 | 薬局
何となく悪者扱いされているような気がする。

22日に第4回目の「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」が開催されている。
ここでの議論は「薬局による夜間・休日対応(外来・在宅)」である。
薬局の夜間・休日の対応が悪いが前提となっている。
本当にそうだろうか。
もっと事例を調査した方が良いように思う。

例えば、夜間・休日であっても処方箋は医療機関から発行される。
私の経験からすると夜間・休日に医療機関が対応する場合は薬局も基本的に対応していると思っている。
医療機関は自院の診療時間に合わせてもらわなければ院外に出さないはずだ。
それも休日の対応は必須じゃないだろうか。
夜間は医師次第だ。
それを無視して対応しない薬局には処方箋など出ない。
これは単に当番だからじゃないはずだ。
冬場の小児科などはいつ終わるか分からないが遅くまで対応している。

在宅はどうかと言うと、こちらこそ医療機関に合わせている。
そして、あまり多くいなはいと思うが夜間・休日も対応していると思う。
対応しない薬局には医療機関が処方箋を出さない。

多くの薬局は医療機関に嫌われることを避ける。
当たり前だが処方箋が無くなることほど恐ろしいことはない。
断ることは基本的にないと思う。

そこで、夜間・休日にどれだけの不具合があったのか。
しっかりとした調査が必要じゃないだろうか。
何だか言われっぱなしでは癪にさわる。

検討会の意見の中に訪問看護ステーションとの連携が問われている。
確かに訪問看護師との情報共有は大事だと思う。
特に、がんの末期の患者や医療的ケア児には連携が欠かせない。
ところが、今回の調剤報酬改定では「服薬情報等提供料2-ハ」に介護支援専門員が追加されている。
これは高齢者対応で、がんの患者などの高度な在宅医療には訪問看護師との情報共有が大事ではないだろうか。
私は今回の報酬改定で訪問看護師への情報提供が新設されると思っていただけに残念に思っている。
だって、セミナーで言っちゃてたんだもん。

どうでもいいけど薬局だって、薬剤師だって、医師や訪問看護師に負けないくらい在宅に真剣に取り組んでいることを検討会に参加しているメンバーから強く主張して欲しいものだ。

もちろん検討会に参加している薬剤師は積極的に在宅を取り組んでいることと思う。
日ごろの経験をぶつけて欲しい。

まさか…。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 災い転じて厄となる | トップ | メリハリのハリ »

コメントを投稿

薬局」カテゴリの最新記事