嫌な予感はしていたのです
裏口で、カサカサカサカサ、音がするので
ソ-ッと覗いて見てみたら
一羽のハトが、枯れ木の枝を器用に折って
口ばしにくわえる姿がありました。
ここに巣作りにちょうど良い
枯れ木があることを知ったのか
その後も何度か、同じ場面を目撃したり
横の道路を吞気に歩く
二羽のハトを目にしたりしたので
もしかして … と、ちょっと不安はあった中
畑で、やっぱりか~の、ご対面
葉っぱの陰で卵を温めている
ハトとバッチリ目が合って
ビビったのは人間の私で
あちらは微動だにしないで堂々と
毎年、必ずどこかに巣を作られて
去年は無事に巣立ちましたが
その前の数年は、何かに襲われたのか
卵が地面に落とされていたり
抜けた羽根を数本散らした状態で
ある日、突然、消えてしまったり。
今年もやっぱり巣を作られたので
あぁ~…、また一画を占拠され
譲らないといけないのかと苦笑いして
驚かせないように気を付けていたのですが
数日前に、あれ?となった
これまでのハトは、どんなに暑い日が続いても
巣から離れたところを見たことがなかったのですが
その日は親鳥の姿が消えていたので
やはり時々は巣を離れて
飲んだり食べたりしに行くのかと
勝手に解釈していたら
昨日も今日も、やっぱりおらず
巣には、卵が二つ残されて …
親鳥になにかあったのでしょうか?
こんなに放置をされたままでは
卵の命は恐らく、きっと …
せっかく、場所を貸すと決めたのに
親鳥たちは、いずこへ。
少し割れかけているようにも見える、残された卵を
いったいどうしたら良いのでしょうか?