最初に・・・
就職した不動産会社が、新築マンションを販売する会社で、
自社が分譲する事業主の他、大手事業主の販売代理を行う、
独立系の新築マンション販売会社だったわけです。
まぁ・・・
わかり易く言えば、モデルルームの営業マンだったわけで、平日はひたすら、土日に来場するお客様を集客する作業で、
近隣の飛び込みと電話営業とチラシ配布をします。
それで・・・
物件によって差が大きく、モデルルームに行列ができて、
300戸が即日完売する物件と、完成してから少し経っても、
半分以上が売れ残っている物件もあるわけです。
いや~・・・
売れない物件に入ると、地獄のような毎日になるのですが、
次の物件に行く為に完売させるしかないわけで、どうにか、
売り方を工夫して一戸一戸減らしていくのです。
そして・・・
残っている事を、購入者や近隣に知られてされてしまうと、
ますます売れなくなるわけで、一度は完売したんだけれど、
ローン解約で3戸出ました!の体にするのです。
さらに・・・
最近のモデルルームは、どうしているのか知りませんが、
昔は壁に大きな紙が貼ってあったわけで、売れた住戸に、
バラの花を貼っていく販売手法があったのです。
しかし・・・
いつまで経っても完売しないわけで「早くしないと!」と、
来場者に思わせる手法で、業界用語では「煽り!」ですが、
営業マンが煽ってきたら「とりあえず、検討します!」と、
モデルルームを後にするのが賢明な人なのです。
つまり・・・
マンションを建てて売るのは、リスクがかなり高いわけで、
自社分譲の事業主が、昔から出ては潰れて出ては潰れてを、
繰り返すのは、完成しても半分売れ残る物件があるからで、
数十億円の有利子負債に耐え切れないわけです。
ところが・・・
大手の場合は、販売代理に責任を転嫁して買い取らせたり、
資金が豊富ですから、長期保有で賃貸物件として回したり、
新築未販売住居として、4~5年放置する事もできるわけで、
デベロッパーは、結局大手しか生き残れないのです。