父が亡くなり、今日で一週間が経ちました。
先週は父と母と、色々と喋って笑っていたのが嘘をようです。
なんだか、喪失感といいますか…この前までいた人がいきなりいなくなって、気持ちではわかっているんですけど、心にぽっかりと穴が空いたような感覚です。
生前、父には迷惑しかかけていなかった。
不妊の件もそうだし、孫の顔を見せてあげられなかったのが物凄く後悔の念となって僕の心に留まっています。
母はそんなに気にするんじゃない、私が父さんのぶんも見させてもらうわ。と言ってくれますが、
やはり「親孝行」を出来なかったこと。それが何より悲しい。
そう思っていると…父が入院中に書いていた手紙を、母から手渡されました。
父が「俺が死んだらコレ、あいつに見せてやってくれな」と言って母に手渡していたらしいのです。
私は父の顔を思い出しながら、焦る気持ちを抑えられず手紙を開けました。
すると、手紙にはこんなことが書いてありました。
「俺は見てるからな。お前が孫を抱いているその時を。今から楽しみでならない」と。
それを見た瞬間、涙が溢れてきてしまいました。
…そうですね、父は亡くなってしまったけど、いなくなったわけでない。
目には見えないかもしれないけど、きっと私たちの傍にいてくれるだろう。
その父の手紙には他にも沢山、私を元気付ける言葉が拵えてありました。
病状の身でも、私と妻のことを気にかけ、案じていてくれたのです。本当に、父には敵わない。
そんな父の思いを無駄にしたくない。だから、これからも邁進していこうと思います。
近況が落ち着いたらタイミング法も再開し、天国にいる父に孫の姿を見せてあげたいと思います。
今日は仕事が休みなので、これから妻がパートで働いているスーパーに行って、お供え物を買ってきます。
もちろん、先週父が食べたいといっていた「スウィーティオバナナ」を。