手球コントロール その1:芯を撞いて出す
手球コントロールの基礎はネキの基礎
芯撞きはビリヤードの基本です(芯撞きのすすめ 参照)。そして、芯を撞いて力加減で手球の転がる方向や距離を調節する事がネキの基礎となります。しかし、芯を撞いたとしても手球の動きは的球に当たった時の手球の状態によって様々に変化します。まずこの変化を理解しなければ、手球をコントロールする為の基準がイメージできず、押し引きによる手球の動きの変化をイメージするのも困難になります。
練習配置
手球の動きを理解する為の基準として、図の配置を使います。的球はサイドポケットからセンタースポットに向けて1ポイントの所に置きます。手球は、さまざまな厚みで狙うようにフリをつけて配置します。それぞれの位置から、撞点は芯でキュースピードだけを変えて撞きます。
ショットスピードによる分離角度の変化
例えば、手球の配置を図の位置にしたとします。これをほぼ無回転で的球に当たるくらいに強く撞いた場合、手球はほぼ直角分離の角度(黒線)に転がります。同じ配置を①がぎりぎり入るくらいに弱く撞いた場合、手球は的球に当たった後、ラシャとの摩擦で起こった前進回転で前に進みます(赤線)。このように、同じ芯を撞いてもショットスピードを変えるだけで、これだけ分離角度が変わってしまいます。
球なりの手球コントロール
上図の手球の動きは、結果は違っていますが両方とも「球なり」の動きです。球なりでの手球コントロールは、すべてのネキの基本となります。この的球に当たった時の手球の回転による分離角度の変化と手球の転がる距離の変化を理解しただけでも、相当ネキの幅が広がるでしょう。
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