4月なのにあたたかすぎる気がしますね。

花粉は終わったようですが黄砂が飛んでるらしいのでまだ部屋干し生活です。

 

 

さて、暇に任せて本式念珠というものを作ってみることにしました。爆  笑

念珠というのは数珠のことですね。ほとんどの人は略式を持ってますね。

本式は宗派別に形が違ってて、上右の図は真言宗のものです。

今回作るのは真言宗用。いつかお遍路で使いたい。

サイズとしては女性用で八寸~一尺、男性で一尺~尺二寸。

お店で実物を見て触らせてもらった感じ、八寸はちょっと小さいかな・・・うーん

 

始めはね買うつもりだったんですよ。しかしね~ちょっといいのを買おうと思ったら

高いし、今ひとつピンとこない。で、いつも通りの考えに至るわけですな。

欲しいものが無いなら、自分で作ってしまえと。ウインク

そこから勉強が始まります。本式念珠について色々と調べてみたら

実際売ってる数珠はお寺で祈祷してるわけでもなく、普通の一般人が職人として

作ってるのを販売してるだけなので、自作しても全く問題がない。

 

 

材料としてはまず珠ですよね。結構なんでも良いみたい。

石はアメジストとラピスラズリで迷ったんで両方使うことに。

ラピスラズリ6ミリ玉54個・アメジスト6ミリ玉54個。

ここで少し説明すると水晶だけで作ったものを本装束、水晶半分+違う素材で作ったのを半装束と言い、「庭儀(ていぎ)の大阿や一会の導師は必ず本装束を用い、職衆(しきしゅう)は半装束とします。」らしい。ま、素人が持つのはどっちでも良いし、素材に関しても石でも木でも金属でも何でも好きなのを選んでもOK。

他にも親玉・四天王・露玉、弟子玉、浄名とパーツ用の珠が必要。

親玉12ミリ(水晶)と四天玉5ミリ(紫雲石)。露玉9ミリ・浄名5ミリも水晶にして、弟子玉は5種類にした。各石に意味があるらしいが、諸説ありなので気にしなくても良さそう。よって弟子玉は仏教五色にしてやったわ。

マラカイト(緑)・シトリン(黃)・レッドメノウ(赤)・ホワイトオニキス(白)・黒オニキス(黒)。各5ミリ玉。

緑は青、黒は紫でも良いんだけど、すでにラピスが青でアメジが紫でしょ。

いろんな素材を使いたいのでこんな組み合わせになりました。

 

数珠用の珠をネットで売ってるところを探したんだけど、無いのよ。

ブレスレット用の珠は穴が小さすぎて数珠用の糸やら紐やらが通らない。

最低1.2ミリは欲しい。最悪、自分で一つづつ穴を広げるしか方法がないらしい。

男性用の大きめの玉なら数珠用の紐が通る穴の石も売ってる店はあったけど

一尺サイズの珠に使う6ミリ・5ミリには小さい穴だったり、取り扱いなかったり。

で、やっとこさ探し当てたのが京念珠用の珠を取り扱ってる店。

ここの珠は京念珠用に加工が丁寧にしてあって、穴も大きくてキレイ。

それに珠はひと粒から売ってくれるので、いろんな組み合わせが可能。

ちょっと割高だけど、自分で穴を広げるヒマとコストを考えたら納得のお値段。

石だけで29000円弱。一尺や八寸サイズを作るならこの店一択です。

お店の情報出して良いのかメールで聞いたんだけどね、返事無い・・・

ネットで根気よく探すと見つかる。だって売ってる店が少なすぎるからさ。

 

 

 

さて、材料は他にも必要で、房を作るための糸(引越糸)なんだが・・・コレ

すごく細い。

 

お解りいただけだだろうか・・・・この細さ!

上が私の髪の毛、下が引越糸。(ちなみに私は剛毛ではない、やや細めの髪質。)

糸の束から必要な分だけ取ろうにも、あっという間に絡まって・・・ゲッソリ

少し売りは無くて、50グラムで1680円なんだが、使うのはほんの少しさ・・・えーん

次に珠を通すメインの糸?紐?左が正絹紐、右が中糸。どっち使っても良い。

本来は中糸を使用するけどどうしても通すのが難しかったら正絹紐かな。

後、房の先につける梵天4個。写真は後で。

これらの材料はネットで買えます。取り扱い店(クレストビーズ)さん。

クレストビーズさんでも珠は買えますが穴の大きさを確認すること。きちんと書いてくれていますので、間違って買ってクレーム入れるとかナシですよ。真顔

 

ああ、材料のことだけで書きすぎた。滝汗

制作は後編で。

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