ラグビーリーグワン第15節。いよいよ残り2試合となり、順位も続々と決定してきています。今回は先にアップしたスピアーズ－ヒート戦以外の5試合について書きます。
●三菱重工相模原ダイナボアーズ24－31ブラックラムズ東京○
入れ替え戦回避に向けた9位と10位の戦いは接戦に。反則も少なく締まった好ゲームでした。BP含めた5点獲得が絶対条件のブラックラムズは序盤からアグレッシブに攻め、守りでもプレッシャーをかけて優位に試合を運んだものの4点どまり。ダイナボアーズは粘り強く攻めて残留を決めました。
○東芝ブレイブルーパス東京36－27東京サンゴリアス●
伝統の府中ダービー。長年のライバル関係にある両チームですがブレイブルーパスが快勝。トライを取るときはスムーズに取り切る攻撃力の高さ、守っても分厚い赤のカベで相手にペースを与えず。サンゴリアスも果敢に攻めましたが、得意の展開ラグビーを思うようにさせてもらえず、完敗でした。
○埼玉ワイルドナイツ33－24花園近鉄ライナーズ●
堀江、内田のホストでのラストゲームとなったワイルドナイツが効果的にトライを重ねて快勝。主力を控えにまわしやや受けに回った感じ。前節で初勝利のライナーズは攻撃面で多少ミスがあったものの鋭く前に出る粘りのディフェンスで健闘。入れ替え戦に向けて徐々に調子を上げてきた感じです。
○トヨタヴェルブリッツ35－31横浜キヤノンイーグルス●
ホスト最終戦のヴェルブリッツがロスタイムで意地の逆転勝利。80分間攻めの姿勢でアタックを続けたことが劇的勝利につながりました。すでにプレーオフ進出を決めているイーグルスは相手の勢いに押され大事な場面でミスが出て勝ち切れず。でもルーキーの武藤は堂々としたプレーぶりでした。
○コベルコ神戸スティーラーズ63－19静岡ブルーレヴズ●
スティーラーズが前半で勝負を決めました。序盤から勢いよくアタックしテリトリーを支配。トライもスムーズに決めていきました。ブルーレヴズは相手の強い攻めの前に序盤は防戦一方。負傷者も続出するなど苦しい試合に。後半は何とか盛り返しましたが時すでに遅しでした。
ヴェルブリッツやスティーラーズはホスト最終戦でようやく自分たちのやりたいラグビーができたという印象。これが序盤からコンスタントにできていたらという想いもあります。
ブレイブルーパスは2位確定。プレーオフや入れ替え戦のカードも最終節には決定します。クライマックスがすぐそばまで近づいてきました。
