ホロコーストの罪人 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

家族がばらばらに…
ホロコーストの罪人 
(2020年/ノルウェー/120分)
 
監督:エイリーク・スベンソン
 
 
【ストーリー】
第2次世界大戦中のノルウェー。ユダヤ人一家のブラウデ家はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな空気に包まれていた。しかし、ナチスドイツがノルウェーに侵攻したことで状況は一変する。チャールズたちユダヤ人男性はベルグ収容所に連行され、過酷な労働を強制される。一方、残された妻や母たちはチャールズらの帰りを待ちながら、スウェーデンへ逃亡する準備も進めていた。しかし、1942年11月、ノルウェー秘密国家警察によってユダヤ人全員がオスロ埠頭へ移送される。そこには、ユダヤ人を乗せてアウシュビッツへと向かう船が待ち構えていた。
 
 
 
【かんそう】
 
先日感想を書いた『アウシュヴィッツ・レポート』と同じ日に鑑賞。

狙ってそうしたわけではなく、たまたまです知らんぷり

『アウシュヴィッツレポート』とは違い、こちらは一人の男性を通して描かれた家族の、そしてノルウェーの物語。

戦況が悪くなるに連れノルウェーのユダヤ人たちも区別され、強制労働所に送られたり、差別されたり…最終的にはごっそりアウシュヴィッツ送りに。

その手助けを実はノルウェー人が行っていました、ということがこの映画でわかります。


主人公チャールズ(実在していた方がモデル)の家族も犠牲になった人たちで、姉は早々にスウェーデンに逃亡するが、残った家族は…悲しい

チャールズの兄弟、そして父が強制労働所からアウシュヴィッツに送られる時、なぜかチャールズだけは居残り組になり、チャールズは父たちと一緒に行く!と喚き叫びますが父が

「お前は残れ」

と言って残します。

おとーさん…きっと詳しいことは知らなくてもなんとなくわかってたんだろうなぁ。

監視員?にもチャールズは「妻がアーリア人であることに感謝するんだな」と言われてましたね。

なんだかなぁ…無気力


メインは家族の物語でしたが、こういうことがノルウェーであったんだな…ということを初めて知りました。

そういえば今まで観てきたホロコースト関連の映画でノルウェーが舞台になったものって観たことなかったな。

2012年には政府が“ノルウェー人(秘密国家警察)のホロコーストへの関与”について正式謝罪したそうですね。


私が1番驚いたのは生き延びたチャールズが戦後、離婚したことですわ。

あれだけのことがあったら添い遂げるのでは、と単純な私は思ってしまうのですが、男女は当人同士しかわかりませんなぁ凝視
 
 
うりぼう4つ:いのしし いのしし いのしし いのしし
 
 

2019.9鑑賞

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ありがとうございました黄色い花