日本ダービー

日本ダービーコース解説(東京芝2400m)

東京芝2400m
東京芝2400m
日本ダービーコース解説


日本ダービー(東京優駿)が開催される2回東京11~12日目はCコースでに開催されます。

日本ダービー(東京優駿)は先週までのBコースからCコースに替わり内ラチの状態が良い芝部分が出現しますが、3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めました。

東京競馬場芝Cコースの1周距離は2,120.8m、幅員は25~35m、直線距離は525.9m、高低差は2.7mです。スタート地点から最初の1コーナーまでは約300mの距離があります。

1~2コーナー中間から向正面直線の残り約1300m地点までは緩やかな下り坂、3コーナー手前に高低差1.5mというけっこう急な上り坂が待ち受けています。

約60m平坦の後4コーナーの中間まで再び下ります。

4コーナー手前からは再び若干の上り坂。

そして直線の残り480m地点~残り260m地点にかけて220mの高低差2mの坂を駆け上がります。

ゴール前の直線は525m9となっています。

中山コースや阪神コースに比べると勾配自体はなだらかでも220mで2mの坂を上がるには、馬の能力がストレートに反映されます。

皐月賞よりも距離が400m伸び、舞台は中山小回りコースから広い東京コースへ、直線も525m9になり展開の紛れが少なく、馬の実力がフルに反映される舞台となります。

ペースは平均からスローになる傾向が多く、引っ張る逃げ馬がいればそれほど遅くはなりません。後半の800mは11秒台の速いラップが続くため、長くいい脚を要求されます。

日本ダービー(東京優駿)過去10年で逃げ馬の勝ち馬はいませんが、18年エポカドーロ2着、13年アポロソニック3着、07年アサクサキングス2着のように逃げて粘り込んでいるので軽視はできません。

直線上がり3Fは11秒台のラップを刻み、速い末脚が要求されるため脚質的には差し馬の勝率が高くなっています。

枠番は日本ダービー(東京優駿)過去10年、1枠が3勝・2着2回・3着1回、勝率30%。

2019年は、ロジャーバローズが1枠1番で優勝しました。枠順は1枠の好走率が高くなっていますが、2018年は17番ワグネリアン、2017年は12番レイデオロ、2021年は10番シャフリヤールが優勝、昨年は13番ドウデュースが優勝、2着に18番イクイノックスで、力がある馬ならば、枠順はそれほど問題ないようです。

日本ダービー(東京優駿)は、残り800mからどれだけ長くいい脚を使えるかが最重要ポイントになります。

日本ダービー(東京優駿)のおさえておきたいもうひとつの重要なポイントは、日本ダービー(東京優駿)週に、Cコースへ替わることです。

内ラチの状態が良い芝の出現で前が残りやすくなり、1週前のオークスとは全く違う展開になります。

日本ダービー(東京優駿)が荒れるときは、人気薄の前残りパターンです。

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【日本ダービー2024予想】データ分析と傾向

日本ダービー
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日本ダービー過去10年騎手別成績

騎手別成


C.ルメール騎手【1.2.1.4】

川田将雅騎手【1.0.1.8】

M.デムーロ騎手【1.0.1.7】

武豊騎手【1.0.0.9】

横山武史騎手【0.2.0.2】

ルメールは8回騎乗で3着以内4回。

通算6勝の武豊は過去10年全騎乗で1勝のみ。

4回騎乗で2着2回の横山武史騎手。

現役騎手で過去19年、複数勝利は武豊騎手3勝と横山典弘騎手の2勝のみ。

日本ダービー過去10年人気別成績

人気別成績


1番人気【2.3 2.3】

2番人気【1.3.1.5】

3番人気【3.2.1.4】

4番人気【2.1.0.7】

5番人気【1.1.0.8】

1番人気から5番人気で【9.10.4.27】

1番人気は2勝で3着以内7回、過去38年では17勝で24回の連対。

過去10年で1勝の2番人気。

3番人気は過去10年で3勝で3着以内6回、過去38年でも10勝で17回の連対。

2019年にロジャーバローズが激走しましたが、上位人気5頭が有力。

日本ダービー過去10年前走別成績

前走別成績


皐月賞【8.9.6.70】

京都新聞杯【1.1.0.18】

毎日杯【1.0.0.7】

青葉賞【0.0.3.19】

プリンシパルS【0.0.1.8】

皐月賞組は過去10年で8勝、過去38年で29勝。

過去10年全てで最低2頭が3着以内に入線。

青葉賞組は優勝馬なし。

プリンシパルS組も連対なし。

NHKマイルC組が16頭全馬3着以内なし。

日本ダービー過去10年勝ち馬の条件

勝ち馬の条件


①父が日本ダービー勝ち馬

②前年の10月以前にデビューしている

③ポイント 重賞で勝利経験がある

④前走が皐月賞で5番人気以内、皐月賞以外なら2番人気以内だった

⑤前走の上がり3ハロンが1位から3位

⑥前走から継続騎乗

⑦馬体重が500キロ以下

⑧1番から5番人気

⑨1枠から3枠

⑩今回馬体重減

日本ダービーデータ分析まとめ

データ分析まとめ


上位人気5頭に絞られる

前走皐月賞で上がり1位を記録した馬が5勝

皐月賞組が断然で、 青葉賞組からの連対はなし

内枠圧倒的有利で1枠は5連対

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【日本ダービー2024予想】本命馬候補5選情報

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【ジャスティンミラノ】実力世代トップ

【ジャスティンミラノ】


父キズナ。母マーゴットディド。母の父Exceed And Excel。

友道厩舎輩出のマカヒキ、ワグネリアン、ドウデュースと遜色はない潜在能力が非常に高い馬。

新馬戦→共同通信杯→皐月賞とデビュー3連勝。共同通信杯の走りも圧巻で、前半1000mが62秒7のスローペースでも、しっかりと折り合い、上がり32秒6の末脚で豪快に差し切って勝利しました。

皐月賞は右回り、コーナー4つ、多頭数と初めてずくめでも難なくこなし、かなり速い流れを先団で追走、直線では先に抜け出したジャンタルマンタルをめがけて猛追、ゴール前で捉えると、追い込んできた2着馬も首差しのぎ、レース展開、ペース不問の安定した好位差しで皐月賞制覇。

勝ち時計1分57秒1はコースレコードの皐月賞の走りから間違いなく実力世代トップ。

東京コースでの勝利実績もあり、最有力のダービー馬候補です。

【レガレイラ】破壊力満点の末脚は東京向き

【レガレイラ】


父スワーヴリチャード。母ロカ。母の父ハービンジャー。

破壊力満点の末脚は競馬場を選ばず、4戦全てで上がり最速。16頭立てとなったホープフルSは大外一気35秒0のメンバー中最速上がりの末脚で世代トップクラスの牡馬を一蹴しました。

皐月賞はスタート直後に接触のロス、道中は控えて追走、4コーナーでは外へ逃げるような感じで、そこから33秒9の上りタイで追い上げてはきたものの6着まで。

スタートに課題が残りますが、大きく出遅れなければ、規格外の瞬発力で好勝負は必至です。

広く直線が長い東京コースで末脚を最大限発揮できるはずです。

ペース問わず抜群に切れる破壊力満点の末脚でウオッカ以来の牝馬ダービー制覇へ。

【アーバンシック】ダービー向きの末脚

アーバンシック】


父スワーヴリチャード。母エッジースタイル。母の父ハービンジャー。

デビュー2戦目の出世レース百日草特別は、頭が高い走りでまだまだ粗削りでしたが、33秒2のメンバー中最速上がりの末脚を使い大外一気で差し切り、大物感を意識させられる非常に強い勝ち方で実力を示しました。

前走皐月賞では折り合いを欠き、直線でも内にもたれる若さを見せ、34秒1の末脚を繰り出しましたが、0秒4届かず4着。明らかダービー向きの末脚、東京の方が間違いなく合い、直線の長い東京コースでの大逆転の可能性に期待。

【シックスペンス】無傷の3連勝中

【シックスペンス】


父キズナ。母フィンレイズラッキーチャーム。母の父Twirling Candy。

3戦3勝でスプリングステークスを勝ち皐月賞をパスして日本ダービーに照準を絞って満を持しての日本ダービー参戦。

そのスプリングステークスは、先行2頭からやや離れて好位を進み、勝負所で進出、直線に入っていくあたりの手応えは抜群に良く、直線で抜け出し3馬身半の差をつけての圧勝を飾りました。

中山芝1800mでゴール前の2Fラップが10秒台だったのは初めてのハイラップ、馬郡の中から抜け出す加速力はG1級。

スプリングステークスでのゴール前持続力があれば、日本ダービーでも好勝負は必至になりそうです。

【シンエンペラー】力の要る馬場なら

【シンエンペラー】


父Siyouni。母Starlet’s Sister。母の父Galileo。

皐月賞は、勝ったジャスティンミラノを前に見る形で進み、直線に入り4番手に上がってきましたが、外から迫ってきたアーバンシックに交わされ5着。

世界的良血馬で期待が大きいのですが、母の父Galileoで、日本の軽い芝への適性が低いのかもしれません。

過度の期待は禁物ですが、馬場が重くなった時は要注意です。

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【日本ダービー2024予想】穴馬候補5選情報

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【シュガークン】成長力に期待

【シュガークン】


父ドゥラメンテ。母シュガーハート。母の父サクラバクシンオー。

半兄にはGI7勝を挙げたキタサンブラックがいる良血馬。

新馬戦こそ2着に敗れましたが2戦目から一気の3連勝。

前走のダービートライアル青葉賞を制して優先出走権を獲得。

その青葉賞は、5番手に控え直線やや外へ出されて伸び抜け出し1着。

今回の日本ダービーまでのローテーションが短く、日本ダービーを勝ち負けするのは厳しいローテーション。

成長力が期待できる血統でこれからが楽しみな馬で、使い詰めでずぶくならないか懸念されます。

【ダノンエアズロック】4億9,500万円

【ダノンエアズロック】


父モーリス。母モシーン。母の父Fastnet Rock。

2022年のセレクトセールにて4億9,500万円で落札された期待の素質馬。

前走のプリンシパルステークスは、外枠から先団を見るポジションの4番手から馬群の外を追走し、直線でも外目から伸びて抜け出すと、余力を残して1着。

モレイラ騎手とのコンビ継続で日本ダービー制覇が見えてきました。

【コスモキュランダ】皐月賞レコード決着2着

【コスモキュランダ】


父アルアイン。母サザンスピード。母の父Southern Image。

弥生賞ディープ記念はあり余る体力を生かし、7番手から早めに向正面から仕掛け、直線入口2番手から直線でも粘り腰を発揮し、余力を残しての完勝で、潜在能力が非常に高いことを示しました。

皐月賞は、中団9番手追走から、4コーナーで外を回って直線へ、大外から伸び、ジャスティンミラノに併せていき、内のジャンタルマンタルを交わして、ジャスティンミラノにはクビ差、遅れて2着。

皐月賞のレコード決着クビ差2着の実力は本物です。今回はM.デムーロ騎手へ乗り替わります。

【ダノンデサイル】皐月賞直前除外

【ダノンデサイル】


父エピファネイア。母トップデサイル。母の父Congrats。

京成杯は、先団を見ながら4、5番手で進み、4コーナーで外を回って上がっていき、直線、34秒1の末脚で伸びていき、コスモブッドレアを交わして抜け出し1着、外を回りながらも切れのある末脚でした。

皐月賞はレース直前で無念の除外。

軽傷だったため、日本ダービーを目標に順調に調整されています。

【ビザンチンドリーム】追加登録から参戦

【ビザンチンドリーム】


父エピファネイア。母ジャポニカーラ。母の父ジャングルポケット。

きさらぎ賞は、スタートで遅れて後ろ目のポジションから追走、道中馬群の外から上がっていき、直線外から追い込んでいき、33秒7のメンバー中最速上がりの末脚でハナ差交わして重賞制覇。

皐月賞はスタートの出遅れを取り戻せず13着。

追加登録料200万円支払っての参戦。

追加登録からクラシックを制したのは2015年菊花賞のキタサンブラックなど6頭がいますが、日本ダービーのみ勝ち馬がでていません。

追加登録からの史上初のダービー馬になるか注目されます。

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【日本ダービー2024予想】血統馬5選情報

日本ダービー
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【ジャスティンミラノ】母系短距離血統

【ジャスティンミラノ】


父キズナ。母マーゴットディド。母の父Exceed And Excel。

ベルモントオークス招待S(米G1・芝10F)勝ち馬マジックアティテュードやサンドリンガム賞(仏G2・芝1600m)勝ち馬ミッションインパッシブルの半弟。

母マーゴットディドはナンソープS(英G1・芝5F)勝ったスプリンターで、母系の血統は一流です。

母がダンジグ系スプリンターなので先行する脚質を受け継いでいます。

日本ダービーは、母系の短距離適性のある馬が好成績です。

ディープインパクトの種付け相手だった社台グループの一流の繁殖牝馬が、キズナに回ってきているので注目です。

【シンエンペラー】世界的良血馬

【シンエンペラー】


父Siyouni。母Starlet’s Sister。母の父Galileo。

シンエンペラーは父Siyouni、母Starlet’s Sister、母の父Galileoという血統。

2022年のアルカナ・ドーヴィル1歳セールにて210万ユーロ(約3億円)で落札された超良血馬です。

凱旋門賞、仏ダービー、ガネー賞の勝ち馬ソットサスの全弟。

BCフィリー&メアターフのシスターチャーリーの半弟。

半姉シスターチャーリーは米国、北米のG1を7勝した世界的な名馬です。

母の父Galileo(父Sadler’s Wells)の重厚な欧州血脈が底力を高められ、スタミナ消耗戦で無類の強さを伝えます。

母の父Galileoの血統から芝2400mへの適性が高められています。

【サンライズジパング】キズナ産駒

【サンライズジパング】


父キズナ。母サイマー。母の父Zoffany。

サンライズジパングは祖母Serisiaが仏G3の勝ち馬、母父Zoffanyは1200mの愛G1勝ち馬、母系からは豪G1馬Contributerなどが出ています。

グランシエロ(JRA3勝)の半弟、ATCチッピングノートンS(豪G1・芝1600m)のコントリビューターの近親です。

母母セリシアはプシュケ賞(仏G3・芝2000m)勝ち馬。持続力に富むキズナ産駒で上りのかかるスタミナ消耗戦で高いポテンシャルを発揮できる血統配合です。

ディープインパクトの種付け相手だった社台グループの一流の繁殖牝馬が、キズナに回ってきたので、今年の3歳世代のキズナ産駒は大注目です。

【ダノンエアズロック】大きなストライド東京向き

【ダノンエアズロック】


父モーリス。母モシーン。母の父Fastnet Rock。

プリモシーン(東京新聞杯・関屋記念)、モーソンピーク(JRA3勝)、カーペンタリア(JRA3勝)の半弟です。

母モシーンはVRCオークス(豪G1芝2500m)、オーストラリアンギニー(豪G1芝1600m)の優勝馬です。

母父Fastnet Rockはデインヒル系で、19頭のG1馬を輩出た大種牡馬です。

母の父Fastnet Rockの影響で大きなストライドで走るので、東京コース向きです。

【エコロヴァルツ】キタサンブラック産駒連続2着

【エコロヴァルツ】


父ブラックタイド。母プティプランセス。母の父キングカメハメハ。

ウォータースペース(JRA3勝)の全弟で、ヒロノタイリク(JRA1勝)の半弟です。

ヴェントヴォーチェ(キーンランドC・オーシャンS)の近親です。

母プティプランセスはJRA3勝。

3代母のMasakeはハニームーンH(米G3・芝9F)の勝ち馬。

父ブラックタイドはディープインパクトの全兄でキタサンブラックの父、イクイノックスの父の父です。

ブラックタイド×キングカメハメハで先行脚質の中距離馬です。

キタサンブラック産駒は日本ダービーここ2年でイクイノックス、ソールオリエンスが連続2着。

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