・・・・・・・っということで、日本は敗戦によって一度どん底を味わいました。
その後、日本人ならではの勤勉性で世界に追いつき、追い越し、そしてバブルで頂点を迎えました。
しかし現在の円安に見られるように、日本経済は競争力を喪失しています。
日本経済が勢いのあった頃は何が原動力だったのでしょうか?
勤勉性、24時間働けますというがむしゃらな仕事っぷり、自己犠牲・・・そして低賃金が経済発展を支えていたのです。
なぜ日本経済がこれほどまでに勢いをなくして、転がり落ちたのか?
それは、それまでの仕事のやり方(ビジネスモデル)では通用しなくなったからです。
日本のビジネスモデルが、中国やインドのように人口が多い国に取って代わられるのは当然の成り行きです。
では、どうすれば日本経済を再生できるのか?
それは「上流を目指す」ことです。
日本の生命線は「モノ作り」であることは間違いありませんが、得意だった半導体や液晶パネルからは撤退し、かつての優良企業だったサンヨー、シャープは海外に売られてしまい、東芝は大赤字で存続の危機を迎えています。
ではモノ作りにおいて上流とは何でしょう?
それは、「値下げ競争に巻き込まれない製品」を持つことです。
まず考えられるのが「ブランドイメージ」でしょう。
いいものを安く売るのではなく、いいものは高く売るのです。
次に考えられるのは「キーテクノロジーは死守せよ」です。
新幹線の技術を中国に明け渡したことによって、どういう目に遭ったのか?
そして一番言いたいのは、「土俵を作ることに専念しろ」です。
要するに、「認可を受ける立場ではなく、認可を与える立場になれ」です。
欧米は土俵(=スタンダード作り)が得意です。
自国に有利な規約を作り、参加国を審査する立場に座ります。
TPP(環太平洋連携協定)は、最初アメリカが音頭を取っていたことを忘れてななりません。
モノ作りで言えば、「世界に通用するコンサルタント会社」を育成することです。
「ブランドイメージの確立」
「キーテクノロジーの死守」
「土俵を作れ」
これが日本が上流を目指す3つのキーワードです。
ジジイのたわごとですが、正論ですよ。(;^_^A