・・・・・・・っということで、イスラエルとイランのいざこざは、シリアの領事館にいたイランの「イスラム革命防衛隊(パースダーラーン)」の幹部たちをイスラエルが殺害したことが発端です。
イスラム革命防衛隊って何?
イラン革命が起きて、イスラム政権はそれまでの国軍を引き継いだのですが、どうも信用ならない。
そこで忠誠心が強いイスラム革命防衛隊を創設したというわけです。
いわばエリート部隊でですね。
国軍より待遇は良く、装備もはるかに充実しています。
権威主義国家はこういうエリート部隊を持ちたがるものです。
ナチスの親衛隊(SS)もそうでしたね。
スーダンでは国軍(Sudan Armed Forces: SAF)と準軍事組織(Rapid Support Force: RSF)の間で戦闘が1年以上も続いています。
古くは、オスマントルコのイエニチェリが知られています。
日本帝国も例外ではなく、近衛師団が該当します。
プーチンはロシア国家親衛隊の設立にサインしました。
その他、アメリカ海兵隊の一部、スランス共和国親衛隊が存在します。
軍隊とは暴力組織です。
暴力組織である以上、国民の安全を守るために厳密な統制の元に運用されなければなりません。
現在の自衛隊には、親衛隊に相当する組織は存在しません。
それでいいのです。