・・・・・・・っということで、予定が変わってナポリ空港に夕方着く便になってしまいました。
そこから市内ですから、ナポリ駅に着くのは真っ暗になってしまいます。
バスの終点からホテルまで500m足らずですが、その距離を歩くのがとても危険。
ナポリで一番近づいてはいけないのは、駅と駅前のガリバルディー広場。
夜に歩くなんてもってのほか。
ホテルはまさにそのガリバルディー広場に面しています。
ガイドブックには、「駅に近いからといって絶対に広場のホテルを予約してはいけません」と文字がハイライトになっているではないか。
あぁ〜〜あ、予約しちまったよ。
カミさんに言うと、だったらお金を捨ててもいいから、空港近くのホテルにしなよとのアドバイス。
そこで、ハタと気づいたのがタクシー。
バスだと5ユーロですが、タクシーなら18ユーロ。
ぼくは普段はもちろんのこと、旅行中はタクシーなんか使わない、徹底した(ド)ケチです。
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46年前初めてローマに行ったとき、空港の職員が両替のレートを誤魔化しましたからね。(あの頃はイタリア・リラで、とんでもない額の現金になるので混乱しましたから。)
こりゃとんでもない国に来たぞと、初っ端からカウンターパンチを喰らった気分になりました。
タクシーに乗った時も、料金表示でない数字を平気で指差しました。
中近東やアフリカでタクシーを利用する時は、出発前に料金を運転手と交渉して決めるのが一般的です。(今もそうかは知りませんが。)
おかげで値切るのが上達しました。(^^ゞ
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さて、ぼくがスリだったら、駅に降り立ったばかりのスーツケースをゴロゴロ引っ張っている奴を狙いますね。
暗ければ、数人で取り囲んで、多少手荒い手口でも躊躇なく選択するでしょう。
連中もそれが職業ですから、日々テクニックを磨いているのは当たり前。
やっぱタクシーだよなぁ〜。
でも、絶対ぼるからなぁ〜。
空港からのタクシーは定額制で、
「Tariffa prendereterminata, perfavore(定額料金でお願いします)」
タリッファ プレデテルミナータ ペルファボーレ
・・・と言えば、追加料金一切なしで、運ばなければならないことになっているそうです。(今から暗記しなきゃ。)
でもなぁ〜。
そういうところに神経を使わなくちゃならないのが、ヤだなぁ〜〜。
ホント日本は良い国だとつくづく思います。