コラッ、お外で遊んでばかりじゃダメでしょ!宿題をしなさい! | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

今年のゴールデンウィークの海外旅行先は、1位がソウル、2位台北、3位がバンコク。
10年前の調査では、1位がハワイ、2位台北、3位がパリの順だった。
今年は、ハワイが4位、パリは8位。
こうなっている要因は、やっぱり円安。
ちょっと増えたのはロサンゼルスが7位。伸びたのは、大谷効果が大きい。

旅行の場合は敬遠でも良いが、仕事ととなると、
相手国の状況がどんなであれ、少々危険を冒しても行かなくてはならない。
危険を冒すビジネス・トリップが始まったのは、ここ数十年程度のことではない。
また、ここ数百年程度のことでもない。
はるかに古い『万葉集』の時代にもビジネストリップがあったことが、
詠まれた「歌」から知ることができる。
その歌「栲衾(たくふすま=新羅につく枕詞) 新羅(しらぎ)へいます君が目を今日か明日かと 斎(いわ) いて 待たむ」が収められている(巻十五・作者不詳)。
歌の意味としては「お役目で新羅に遣わされたあなたが無事に帰って 逢うことが出来る日を
潔斎 (けつさい=身浄めをし、祈り) つつ 待っております」というもの。
これを史実に照らし合わせると、天平八年(七三六年)に、新羅に派遣されている使者の記録があり、歌の主は、その妻らしい。
この時代、難破の危険や疫病などがあり、家で待つ身は休まる心地がない。

今年のGW の旅行は、コロナ禍以降の本格的な旅行シーズンとも言える。
だけども、円安が作用して手控えている様子も窺える。
それに引き換え、日本の閣僚は、どんなことがあってもこの時期は海外志向。
なぜこのシーズンなのかわからないが、ゴールデンウィークは「閣僚の外遊」時期とされる。
このGW に外国に出る閣僚は、何と14人。
それぞれ閣僚には、相手国の視察や交流という名目がついている。
この閣僚たちの海外への歴訪を一般的な政治用語で「外遊」と呼ぶ。

この言葉こそ、閣僚の目的をいみじくも語っているように思えるのだが...。

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<了>