今年2月の出来事の備忘録です
無類の鰻大好きの私…
関西に10年住んでいたので
関西風の蒸しが入らない地焼きも好きだけど
食べ慣れた関東風の蒸しが入った鰻が大好き
宮崎県ではまずは関東風にお目にかかることはない
高価な鰻だから滅多に食べに行くことはできないし
折角食べに行くのなら関東風を食べに行きたい
そもそも鰻が高価な食べ物であることは
今に始まった訳ではなく江戸時代から高価な食べ物
鰻は万葉集にも登場し滋養強壮に優れた食べ物
そんな昔から判っていたのが凄いですよね
ただその頃は丸焼きと云うもので、
今のような蒲焼が登場するのは江戸時代のこと
圧倒的に僕は江戸前が好きだと云ったけど
関東と関西では調理法や提供の仕方が異なる
江戸前は鰻を背から捌き、頭とヒレを落とし
身を上下半分に切って蒸して白焼きを作る
対して関西では腹から捌いて、
頭(伝助)はそのまま蒸さないで白焼きを作る
これを「切腹を嫌う武家社会の江戸」と
「腹を割って話しあうことを意味して商人の大阪」
と云われているけれども、本当のところ水の違いで
江戸の鰻は皮が硬く蒸しを入れる必要があったため
身が崩れにくい背開きの方が適した調理法だったとも
云われていますよね✨
そのため鰻包丁も関東と関西では違うそうです(*^^*)
さてさて長らく関東風の鰻を食べていなくて飢えてた
そういうこともあって以前から1度伺いたいと
ずっと思っていた『入谷鬼子母神門前のだや』さんへ
念願叶って初訪問です\(^o^)/
創業明治元年『入谷鬼子母神門前のだや』さんは
安定した仕入れが本来はなかなか厳しい
国産ブランド養殖活鰻が食べられる名店です
その日の仕入れによるのでしょうが1種類の鰻でなく
《匠の鰻兼光》《幻の鰻共水》《日向の鰻和匠》が
このお店では安定的に入荷され注文できるのです
僕はこの日オススメ愛知県三河産一色《葵かねみつ》
この鰻を注文させて頂きました🩷
これは雌化した次世代イソフラボン仕様鰻なのだそう
餌にイソフラボンを与えると雌化する可能性が高く
そうなると鰻の身も皮も柔らかいものになるらしい
ただ残念だったのは鰻自体は大きさで値段も変るが
狙っていた超特大鰻が瞬差で売り切れてしまったこと
この大きさだと一匹の鰻で鰻重と白焼きの両方を
味わえることができて、そういう意味でお得感あり
しかし売り切れてしまったので…その下の大きさ
これだと普通にお重だけになってしまうのです
ちょっと残念だったけど次回の楽しみにします🙇
さて鰻は注文してからまともな鰻屋さんで食べると
出来上がるまでに時間が掛かるのは当たり前のこと
その間には僕にしては珍しくビールを飲んですごす
お酒を注文すると提供される付き出しとしては
もちろんのこと《骨せんべい》が提供されます
それだけでは寂しいのと折角なので贅沢して
ツマミとして《うなぎの酢〆うら梅造り》を注文
裏梅とは『のだや』さんの家紋から名付けているそう
これは生の鰻を酢ダレに漬け込んだものだそうだ
そのままでも山葵をのせても梅肉ソースでも旨い
これは珍しいしとても美味しいのでオススメです
そうそうしていると
いよいよ
真打ちの登場です
そして肝心の鰻ですが旨すぎる〜
鰻は香りで食わせると言うけれど…香りが良い
そしてふっくらとして柔らかくそれでいて食べると
なんかねっとりとした食感で舌に絡みつく
今まで記憶にないようなメチャメチャ美味しい鰻
肝吸いの肝も立派だし、
香の物も美味しかった
本当に素晴らしく美味しくて大満足でした🩷
またお小遣いためてリピート決定です(*^^*)
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