2023年至極の探訪地ベスト5 | 次世代に遺したい自然や史跡

次世代に遺したい自然や史跡

毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

<自然や史跡探訪地は減ったが>

今年も一年の探訪地を振り返る季節になったが、去年までのものと比べると大自然や秘境的なものは少なくなり、箱物の観光施設やイベントがランクインすることに。

 

第5位・淡路ノスタルジックカーミーティング(兵庫県淡路市)

毎年1月の第四日曜日に開催されている旧車ミーティングで、四国周辺では最大級規模。

今年は晴れだったので、会場の駐車場はごった返し、駐車するのに1時間もかかった。

歴代のアメ車では一番好きな1973年式フォード・マスタング(ムスタング)・マッハ1が見られたのが良かった。

第4位・関門海峡ミュージアム(福岡県北九州市)

去年末頃、NHKの「人形スペクタクル~平家物語~」の再放送があり、関連書籍も発行されたが、番組で使用された人形が全国複数箇所にあることを知り、その番組ファンであったため、関門海峡ミュージアムに行った。

そこでは壇ノ浦の戦いに行った武将たちの人形が展示されていた。勿論、一番のお気に入りは源義経とその郎党。義経の敵、梶原景時は番組同様、憎たらしい顔をしていた。

 

規模的には愛媛県歴史文化博物館には及ばないものの、大正時代の門司の街並みを電車と一緒に原寸大で再現したコーナーもある。

第3位・十字谷とナゴゼの滝(愛媛県久万高原町)

これも2022年までなら、ベスト5には入らなかっただろう。それだけ今年は景勝地等の探訪は少なかった。

地形図では十字になっている谷(城山谷川上流)は実際には、東西の谷の合流地点がややずれていたものの、一枚の写真には何とか四方向の谷が写る。

その写真と上流のナゴゼの滝の写真は、ネット初公開だったと思う。谷と滝を独り占めできることは嬉しいもの。

第2位・屋敷余り特殊地下壕(大分県臼杵市)

西日本(或いは日本)最大級の民間の防空壕。二層構造になっており、300人も収容できる規模は圧巻。「素掘り地下アパート」と表現してもいいほど。

戦争末期、陸軍に接収されたものの、部隊が来る前に終戦を迎えた。

この壕に宿泊する平和学習プログラムもあるが、利用者は皆無。

第1位・三嶺大滝(徳島県三好市)

高知県最高峰の三嶺の北斜面、標高1270m前後にある滝。以前も説明したように、登山日の高知市の最高気温は34度だったが、滝の前ではウィンドブレーカーを着ても寒いほどだった。

どんな暑がりな者でも満足できる滝だが、登山ルートの林道(作業車道)が迷路状に延びているため、読図力のある登山者でないと到達できないかも知れない。

今年、自然探訪が減った理由の一つに、秋からのカルト的文化活動がある。その関係の大手芸能事務所のタレントを地元に案内する等した。その方は、映画の原作の著書もある。

来年、果たして自然や史跡探訪は増えるのか。

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