<自然や史跡探訪地は減ったが>
今年も一年の探訪地を振り返る季節になったが、去年までのものと比べると大自然や秘境的なものは少なくなり、箱物の観光施設やイベントがランクインすることに。
第5位・淡路ノスタルジックカーミーティング(兵庫県淡路市)
毎年1月の第四日曜日に開催されている旧車ミーティングで、四国周辺では最大級規模。
今年は晴れだったので、会場の駐車場はごった返し、駐車するのに1時間もかかった。
歴代のアメ車では一番好きな1973年式フォード・マスタング(ムスタング)・マッハ1が見られたのが良かった。
第4位・関門海峡ミュージアム(福岡県北九州市)
去年末頃、NHKの「人形スペクタクル~平家物語~」の再放送があり、関連書籍も発行されたが、番組で使用された人形が全国複数箇所にあることを知り、その番組ファンであったため、関門海峡ミュージアムに行った。
そこでは壇ノ浦の戦いに行った武将たちの人形が展示されていた。勿論、一番のお気に入りは源義経とその郎党。義経の敵、梶原景時は番組同様、憎たらしい顔をしていた。
規模的には愛媛県歴史文化博物館には及ばないものの、大正時代の門司の街並みを電車と一緒に原寸大で再現したコーナーもある。
第3位・十字谷とナゴゼの滝(愛媛県久万高原町)
これも2022年までなら、ベスト5には入らなかっただろう。それだけ今年は景勝地等の探訪は少なかった。
地形図では十字になっている谷(城山谷川上流)は実際には、東西の谷の合流地点がややずれていたものの、一枚の写真には何とか四方向の谷が写る。
その写真と上流のナゴゼの滝の写真は、ネット初公開だったと思う。谷と滝を独り占めできることは嬉しいもの。
第2位・屋敷余り特殊地下壕(大分県臼杵市)
西日本(或いは日本)最大級の民間の防空壕。二層構造になっており、300人も収容できる規模は圧巻。「素掘り地下アパート」と表現してもいいほど。
戦争末期、陸軍に接収されたものの、部隊が来る前に終戦を迎えた。
この壕に宿泊する平和学習プログラムもあるが、利用者は皆無。
第1位・三嶺大滝(徳島県三好市)
高知県最高峰の三嶺の北斜面、標高1270m前後にある滝。以前も説明したように、登山日の高知市の最高気温は34度だったが、滝の前ではウィンドブレーカーを着ても寒いほどだった。
どんな暑がりな者でも満足できる滝だが、登山ルートの林道(作業車道)が迷路状に延びているため、読図力のある登山者でないと到達できないかも知れない。
今年、自然探訪が減った理由の一つに、秋からのカルト的文化活動がある。その関係の大手芸能事務所のタレントを地元に案内する等した。その方は、映画の原作の著書もある。
来年、果たして自然や史跡探訪は増えるのか。
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