「在る」ものに気づいたら感謝しよう
「在る」に注目して書き出したら
次はその「在る」ものに感謝してみてください。
女性系スピリチュアルの方もよく
「ありがとう、ありがとう、ありがとう」って
ロンダ・バーンの感謝ワークをやっていますが
あれは心理学的に見ても本当に効果があります。
ポジティブ心理学の研究でも立証されていて、
感謝する習慣がある人ほど幸福度が高く、
精神的に安定している事がわかっているんです。
心理学者のロバート・エモンズとマイケル・マッカローの実験によると、毎日感謝することを数分間考えたグループは、何もしなかったグループに比べて人生をより肯定的に評価できるようになっただけでなく、ポジティブな気分が増して幸福感が高まり、よく眠れるようになり、意志が強くなり、運動も積極的に行うようになって、エネルギッシュかつ楽観的になり、身体的な不調も減るという結果になりました。
感謝日記をつけることで、ポジティブな変化がたくさん起きたのでした。
そもそも“ありがとう”は、仏教の言葉、と僧侶の井上広法さん。
「人として生まれることがいかに“有り難い”ことかと説く、仏教の経典が始まりとされています。つまり“ありがとう”とは、あり得ないほど嬉しい気持ちと感謝を伝える言葉。言われたほうはもちろん、口にする本人にとっても、喜びを噛みしめ幸福感を高める言葉なのです」
感謝することは脳にも利点がある、と医学博士の加藤俊徳さん。
「感謝は、感情、思考、記憶、聴覚、運動などあらゆる脳の機能を高めます。事実、感謝や喜びなどポジティブな感情を多く抱く人の脳と、ネガティブになりがちな人の脳を画像診断で比較すると、ポジティブな人の脳は、より成長しやすい状態であるといえます」
行動と感情は密接に繋がっているので、
「ありがとう」という感謝の言葉を
思い浮かべながらネガティブになるのは
とても難しい事です。
だからこそ、「感謝のワーク」のように
1日を振り返ってよかった事を書き出すと
視点が「感謝」「在るに注目する」モードに
なるので、幸福度が高まってポジティブになり、
視野も広くなるという事です。
この「視点」の変化が起きるとどうなるか。
人間をスマホに例えると、
持っているスペックとエネルギー(充電)の
キャパが同じでも、膨大なネットの中から
ポジティブな情報を次々見つけ出せるのか、
ネガティブな情報を次々見つけ出すのかで、
処理する結果は違ってきます。
ここでもまたこのグラフに戻りますが、
経済的に不安な時、みんなまず最初に
そのままの状態(不安)で →の変化
「収入」をふやす方法を必死で探します。
でもそれは「お金がなければ不安・不幸」
というマイナスを起点としたままの行動。
だから心は安定しないままで、
入ってくる情報も不安ベースです。
「在るを見る」事と、「感謝する」事は、
この↑の幸福度を上げる一番土台の行動です。
まず最初にこっちを上げるんです。
しかもこれって、お金1円もかからず出来ます。
そうすると「在る」「感謝」が起点になります。
入ってくる情報がそもそも変わるんです。
健康な身体に感謝したら、
身体を大切にしますよね。
家族がいてくれる事に感謝したら、
相手を大切にしますよね。
給与をくれる仕事に感謝したら、
仕事を大切にしますよね。
それらを大切にすればするほど、
より健康な身体、
より良いパートナーシップ、
よりよい仕事の結果に繋がって、
結果的に全てだんだん底上げされます。
私自身も本当にそうだったから、
まず最初に「在るを見る」「感謝する」
から簡単に始める事が大事だと確信しています。
まずは「在る」を書き出してみてくださいね!
次は、すぐにできる行動として
「貧乏スパイラルからの脱却 Vol4- 身体を整える」
についてご紹介しますね。
楽しみにしていただけたら嬉しいです!