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ゆるっと小児科医日記 - 小児科医の日常・勉強ブログ
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- 小児科医の日常・勉強ブログです。
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- 【小児科医blog:神経】神経線維腫症1型(Neurofibromatosis type 1:NF1)について
- 総論 ・神経線維腫症1型(Neurofibromatosis type 1、以下NF1)は、遺伝性の神経皮膚症候群であり、全身に多様な影響を及ぼす疾患です。 ・NF1は常染色体優性遺伝により発症し、主に皮膚、神経系、骨格系に異常をもたらします。この疾患は、カフェオレ斑や神経線維…
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- 【小児科医blog:血液】鉄欠乏性貧血(IDA:iron deficiency anemia)について
- IDA:iron deficiency anemia 総論 鉄の体内分布 ・体内の鉄量は3-4g、その約70-80%が赤血球中のヘモグロビンに、10-15%が筋肉中のミオグロビンに、残りの10-15%が貯蔵鉄として肝臓などに存在する。 ・1日で使用される鉄の多くは体内で寿命がつ…
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- 【小児科医blog:血液・腫瘍】乳児血管腫(infantile hemangioma)について
- Introduction 症例:2か月、男児 主訴:顔面の腫瘤 両親「産まれた時はなかったと思うんですが、顔にできものがあると気づきました。だんだん大きくなってきて、色も赤みが出てきたのですが、これは大丈夫でしょうか?」 今回は、小児科外来ではよくみる疾患ではありますが、見た目の…
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- 【小児科医Blog:免疫】原発性免疫不全症(PID)について
- 総論 ・原発性免疫不全症(primary immunodeficiency Disorders: PID)は、免疫系の機能不全により感染症に対する感受性が増す疾患群である。 疾患の多様性 ・PIDには400以上の異なる疾患が含まれ、それぞれが異なる遺伝的背景と臨床症状を持ってい…
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- 【小児科医blog:感染症】百日咳(pertussis)について
- 総論 ・百日咳(Pertussis)は、Bordetella pertussisという細菌の飛沫感染によって引き起こされる急性呼吸器感染症です。感染症法では第5類感染症全数把握対象疾患に分類されています。 ・この病気は非常に感染力が強く、特にワクチン未接種の乳幼児において重篤化…
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- 【2025年版】学校心臓検診ガイドライン徹底解説!小児科医が語る変更点と臨床での注意点
- はじめに ・本日は、私たち小児科医にとって非常に重要な「学校心臓検診」の最新ガイドライン、2025年版の改訂ポイントについて詳しく解説していきたいと思います。 →下記リンクから、日本循環器学会HPで最新版のPDFをダウンロードできます! ガイドラインシリーズ | 一般社団法人 日…
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- 【小児科医Blog:感染症】麻疹(measles)について
- 総論 ・麻疹(日本では通称「はしか」と呼ばれることが多い)は、麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。 ・発熱、発疹、カタル症状を主症状とします。 ・麻疹ウイルスは、パラミクソウイルス科モルビリウイルス属に属するマイナス鎖の1本鎖RNAウイルスです。 ・この病気…
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- 【小児科医Blog:育児】1児の父である小児科医の選ぶ、個人的な主観に溢れた絵本紹介
- 我が家の娘は現在1歳なのですが、まあ言葉の進みが早い。 おしゃべりすぎて、ほんとに1日中喋って・歌って・踊って…。 父と違って、陽キャまっしぐらです。 そして、言葉をどんどん話すようになると嬉しいのが、絵本の存在なんですよね。 正直、1歳前に関しては、絵本を読み聞かせても反応イ…
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- 【小児科医Blog:神経,放射線】小児中枢神経領域での画像診断+α
- 今回は、小児神経領域における、画像所見診断の+α的な内容をまとめていきます。知っておくと、いつか役立つかも? 脳の成長 髄鞘化の過程:Myelination process ・新生児の脳は、まだ脳神経が未成熟な状態です。 ・つまり、髄鞘化が不十分なため、T2強調像で白質が高信号…
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- 【小児科医Blog】顔面神経麻痺(facial nerve paralysis)について:原因、症状、治療法のまとめ
- 総論 ・顔面神経麻痺は、顔面筋を支配する第VII脳神経(顔面神経)の機能障害によって生じる病態です。 ・顔の片側または両側が動かなくなり、笑ったり目を閉じたりする動作が困難になります。 ・小児では成人と異なる原因や特徴があるため、特に注意が必要です。 小児における特徴 多様な原因…
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- 【小児科医Blog:神経】水頭症(hydrocephalus)について
- 総論 ①髄液の通過障害、②髄液の吸収障害、③髄液産生亢進をきたす種々の基礎疾患により、脳室拡大を生じる病態を水頭症という。 原因 ・水頭症は、先天性と後天性に分類される。 先天性水頭症 ・先天性水頭症には、Monro孔や中脳水道狭窄に伴うものがある ・また、Chiari奇形やD…
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- 【小児科医Blog:神経】難治頻回部分発作重積型急性脳炎(AERRPS)について
- ・難治頻回部分発作重積型急性脳炎(AERRPS: Acute Encephalitis with Refractory, Repetitive Partial Seizures)は、極めて稀かつ深刻な小児の神経疾患です。 ・本疾患は、原因不明で頻回の部分発作を特徴とし、長期間に…
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- 【小児科医blog:神経】急性散在性脳脊髄炎(ADEM)について
- 定義 ・急性散在性脳脊髄炎(acute disseminated encephalomyelitis:ADEM)は、急性〜亜急性に中枢神経症状が発症します。炎症性脱髄を病因とする疾患です。 ・行動変化や意識の変容を主体とする脳症症状を伴います。 ・脳症症状がない場合には、cli…
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- 【小児科医Blog:神経】自己免疫性脳炎(抗NMDA受容体脳炎)について
- 総論 ・自己免疫性脳炎は、自己の脳組織に対して免疫による炎症が起こっている病態です。現在、8種類以上の自己抗体介在性の脳炎/脳症が知られています(NMDAR抗体、MOG抗体、LGI1抗体、Caspr2抗体、GABAbR抗体、AMPAR抗体、GAD抗体、GlyR抗体、NAE抗体)…
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- 【小児科医blog:消化器】先天性食道閉鎖症(congenitial esophageal atresia)について
- 総論 ・食道閉鎖症は、出生時に食道が途中で途切れている状態を指す先天性疾患です。 ・この疾患は、胎生4〜7週頃に気管と食道が分離する過程で異常が生じることによって発生します。 ・発生頻度は約3,000〜5,000人に1人とされ、日本では年間約200例が報告されています。 ・低出…
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- 【小児科医blog:救急, ER, 薬剤】小児の心停止, 不整脈に用いられる薬物
- 最初に ・薬物投与に際しては、静脈路確保が必要であるが、小児の場合は末梢静脈が細く、静脈路確保に難重することが多い。緊急時にはルート確保に時間をかけるべきではなく、迅速に静脈路を確保できない、もしくは困難が予測される場合は、速やかに骨髄路の確保を行う。 ・小児の蘇生に用いられる…
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- 【小児科医blog:血液腫瘍】好中球減少症(Neutropenia)について
- 総論 ・好中球減少症は、血液中の好中球絶対数(ANC)が減少した状態を指します。 ・一般的な基準として、ANCが1500/μL未満で好中球減少症とされますが、500/μL未満では感染リスクが高まり、200/μL未満では重症化しやすいとされています。 主な分類 好中球減少症の主な…
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- 【小児科医blog:消化器】十二指腸狭窄症(Duodenal stenosis)について
- 総論 ・十二指腸狭窄症は、小児における消化管閉塞疾患の一つで、先天性または後天性に発生します。 ・本疾患は十二指腸が異常に狭くなることで、胃内容物が正常に通過できなくなり、消化不良や嘔吐などを引き起こします。 ・先天性腸閉鎖疾患の中では、十二指腸狭窄・閉鎖が最も多いです。 分類…
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- 【小児科医blog:血液】自己免疫性溶血性貧血(AIHA)
- 総論 ・自己免疫性溶血性貧血(Autoimmune Hemolytic Anemia, AIHA)は、自己抗体が赤血球を攻撃することによって引き起こされる稀な疾患です。 ・本記事では、最新の研究や治療法を基に、AIHAの診断と管理について専門的な視点から解説します。 概要 ・A…
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- 【小児科医Blog:血液腫瘍】小児の脈管奇形(vascular malformations)について
- 総論 ・脈管奇形(vascular malformations)は、血管やリンパ管などの異常な発達による先天性疾患です。 ・これらは出生時に存在し、成長とともに症状が変化することがあります。分類には、高流速型病変(動静脈奇形など)と低流速型病変(静脈奇形、リンパ管奇形など, S…
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- 【小児科医blog:薬剤】HPVワクチンについて
- 総論 ・ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんをはじめとする多くのがんや疾患を引き起こすウイルスです。 ・HPVワクチンは、これらの疾患を予防するために開発され、小児から成人まで広く推奨されています。 ・特に小児期に接種することで、将来的な感染リスクを大幅に減少させるこ…
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- 【娘のらくがき帳】2025.1.19
- 1歳半の娘にキーボードで遊ばせました。 解読してください笑 @;x≈Ωzzzzzzzzzzzzzzzzzx^ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx@;@7@[…ttttccccffffffm] @;frt7;:…l˚¬uupl…
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- 【小児科医blog: 薬剤】小児リウマチ性疾患における免疫抑制薬まとめ
- ・小児のリウマチ性疾患で使用する免疫抑制薬についてまとめます。 ・リウマチ性疾患の治療の主軸はステロイドですが、成長障害をはじめとする副作用の観点から、寛解導入後は、可能な限り少量で維持、または中止を目指すのが原則です。 ・免疫抑制薬はステロイド抵抗例への適応だけでなく、ステロ…
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- 【小児科医blog:免疫・膠原病】若年性皮膚筋炎(Juvenile Dermatomyositis, JDM)について
- 総論 ・若年性皮膚筋炎(Juvenile Dermatomyositis, JDM)は、小児期(主に16歳未満)に発症する稀少な自己免疫疾患で、主に皮膚および筋肉に慢性的な炎症を引き起こします。 ・本疾患は、早期診断と適切な治療が予後に大きく影響するため、専門的な理解が重要です…
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- 【小児科医blog:感染症】先天性風疹症候群(Congenital Rubella Syndrome, CRS)について
- 総論 ・先天性風疹症候群(Congenital Rubella Syndrome, CRS)は、妊娠中に母親が風疹ウイルスに感染することで胎児に影響を及ぼす疾患です。 ・特に妊娠初期(12週以内)の感染は、胎児の発育に重大な影響を与えるリスクが高いことが知られています。 Con…
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- 【小児科医blog:腫瘍】肝芽腫(Hepatoblastoma)について
- 総論 ・肝芽腫(Hepatoblastoma)は、小児における最も一般的な原発性肝臓悪性腫瘍であり、主に5歳以下の子どもに発症します。 ・この疾患は胎児期や新生児期の未熟な肝細胞が異常増殖することで発生すると考えられています。 ・近年の研究では、遺伝的要因や環境要因が発症に関与…
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- 【小児科医blog:血液】遺伝性球状赤血球症(Hereditary Spherocytosis)
- 総論 ・遺伝性球状赤血球症(HS)は、赤血球膜の構造異常によって引き起こされる遺伝性の溶血性貧血です。 ・この疾患では、赤血球が通常の両凹円盤状ではなく、球状に変形するため、脾臓で破壊されやすくなります。その結果、貧血や黄疸、脾腫などの症状が現れます。 原因 ・HSは、赤血球膜タ…
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- 【小児科医blog:遺伝性疾患】Gaucher病:症状、診断、治療法を徹底解説
- 総論 ・Gaucher病は稀な遺伝性疾患であり、小児科医や医療従事者にとっても正確な知識が求められる病気です。 ・本記事では、Gaucher病の概要から診断方法、治療法までをわかりやすく解説します。 原因・分類 ・Gaucher病は、リソソーム酵素であるグルコセレブロシダーゼ(g…
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- 【小児科医Blog:PFAPA症候群】
- 総論 ・PFAPA症候群(Periodic Fever, Aphthous Stomatitis, Pharyngitis, and Adenitis Syndrome)は、小児に最も多く見られる周期性発熱症候群です。 ・この疾患は、以下の4つの主な特徴を持つことから命名されて…
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- 【小児科医Blog:腎臓】ループス腎炎(Lupus nephritis: LN)について
- 総論 ・ループス腎炎(Lupus Nephritis: LN)は、全身性エリテマトーデス(SLE)の主要な臓器病変の一つであり、腎臓に炎症を引き起こす疾患です。 ・SLE患者の約50%がループス腎炎を発症するとされ、その多くはSLE診断後5年以内に発生します。 ・適切な治療が行…
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