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- 登録ID
- 2075288
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- タイトル
脳内アニメ畑
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- 紹介文
- 好きなアニメに敬意を払って、好き勝手アフレコしています。 アニメを観ないと1日が終われないアニメ沼歴10年のにわか素人勢です。よろしくお願いします。
記事一覧
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- #12
- ――はずだった。 「スノウ、空って宇宙に繋がってるよな?」「はあ?あんた、とうとう頭おかしくなったの?そんなの当たり前――」 俺たちが見上げた空は、確かに青空だったが吹抜けてはいない。 そう、透明な何かに包まれていた。 【Congratulations!!】 展開していたキュー…
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- 12-2/3
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「では、トンタロー君。どうぞっ!」 結局のところ、俺たちは再びブラックオークの村に来ていた。 というのも、スノウと二人っきりで今後の方針を話し合うと、やれ街を破壊するだの……やれランキング上位の冒険者に喧嘩をふっかけるだの……破滅シナリオしか提案してこない…
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- #12
- 「では、まず――」 そう言おうとした瞬間だった、タイミング良くあれが鳴った。 ヴィッ―ンッ!ヴィッ―ンッ!ヴィッ―ンッ! キューブのアラーム音だ。 この世の終わりを伝えるようなアラーム音に、ひれ伏していたブラックオークとヒヒは悲鳴を上げた。 予期せぬことだったが、絶望感を助長す…
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- 11-3/3
- ヒヒ達が突然の仕切りたがりに笑う中、一匹のヒヒだけが笑わずにスノウを見つめていた。 そう、先ほどトンタローの牙を粉々にした大きなヒヒだ。 するとそのヒヒは突然、他のヒヒ達に向けてこう言い放った。「じゃかわしいわいッ︎」 笑っていたヒヒたちは、自分たちに向けられた殺気混じりの一言…
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- 11-2/3
- 「敵襲ッー!敵襲ッー!」 何処からともなく、ブラックオークの鳴き声と共に敵襲を知らせる声が聞こえて来た。 「――西の方からです」 トンタローが耳を尖らせ言った。 「スノウ様たちはここでお帰り下さいッ!」 トンタローはそう言うと、四足になって耳を澄ました方へ走って行った。 「はぁ…
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- 11-1/3「豚村」
- 「えっ?……スノウ様?」 トンタローもテレポートで帰ったはずのスノウたちが、まさかすぐに戻ってくるとは思ってなかったこともあり、唖然としている。 「″隠密″」 スノウはそんなトンタローに構わず、トンタローと自分たちに隠密のスキルを使った。 体は透明になり、足音は消え、地面には足…
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- 10-3
- 「……スノウ。ここはトンタローの村なのか?」「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ー」 酷い臭いに腕で口を覆いながらイーサンが聞くと、スノウは返事をしているのか唸っているのかどちらとも言えない声を出した。 スノウがテレポートで行き先を間違うはずがない。 恐らくここはブラックオークの村だろう。 だけ…
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- #10-2「異変」
- 「じゃあ行くわよッ!」 スノウがおもむろに、テレポートで何処かに連れて行こうとしている。「ちょーっと、待ったッ!」 イーサンが止めに入る。「何よ?」 珍しくスノウがお構いなしにスキルを使わなかった。 「修行っておまえ……。そもそも修行って現状では乗り越えられない敵とか、さらに強…
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- 10-1「異世界」
- と、息づいてはいるものの……スノウがテレポートでどっかに行かないかぎり、魔獣に遭遇するなんて早々ない。 クエストがあるじゃないかって? そんなものとっくに受注できるものなんて全部消化済みだ。 もちろん、クエストの際はスノウが最低限の身体強化をしてくれたので、魔獣はなんとか倒すこ…
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- まだ名もないそのスキル#30:9-3「ただ……それだけ」
- (はぁー。またスキルか……) イーサンがそんな事を思っていると、受付けの女性は話を続けた。 「まあ、あの装置はどなたにも適応するわけではないので、お気になさらずに投稿を続けて下さい。実際のところ、私どもも異世界(むこう)の方々がどういったものを好むかを必ずしも理解できている訳で…
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- まだ名もないそのスキル#29:9-2「日間ランキング」
- 翌日。 商会の仕事が終わり、イーサンはすぐさまキューブを展開した。スノウが急にテレポートでダンジョンに行っても困らないようにだ。 だが、スノウは無反応だった。なので、ブラックオークの村にいくのかを聞いてみる事にした。 「昨日は時間がなくてトンタローの村に行けなかったけど、今日は…
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- まだ名もないそのスキル#28:9-1「まだ名もないそのスキル」
- 「じゃあ早速行きましょ――」 スノウがそう言った瞬間だった。 イーサンの周りから、けたたましい音が鳴り響く。 ヴィッ―ンッ!ヴィッ―ンッ!ヴィッ―ンッ! ブラックオークのトンタローは突然鳴り響いた音に「これは何の音ですッ!?いったい、何事だ?」 そう言いながら辺りを警戒しながら…
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- まだ名もないそのスキル#27「スノウ様」
- (で?この猿どもどうすんの?) とりあえずと、白いヒヒたちを過重力(グラビティ)で木の上から落とし、地面で拘束状態にしたわけだが…… スノウはもちろんの事ながら、イーサンも次の展開を考えていなかった。(とりあえず……殺す?冒険者だし?) イーサンがスノウに選択権を与えるような質…
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- まだ名もないそのスキル#26「俺は悪くないッ!」
- スノウと同期(シンクロ)すると目の前の草木が透けて見え、五体の熱源体がこちらに向かってくるのがわかった。(スノウにはこういう風に見ることもできるのか……) そう感心している間にも戦闘準備のスキルが次々と使われる。 《”身体強化”、”暑さ無効化”、”防虫”、あとは”消臭”》 (消…
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- まだ名もないそのスキル#25「ブラックオーク」
- イーサンの両肩からガックリと力が抜けたのがわかった。 「……はぁ」 一気に老け込んでしまったかのような……ため息だった。 イーサンにはスノウが意気揚々と出てきた時から、こんな事になるような気がしていた。 「んで、スノウさんここは何処なんだい?」 イーサンは話し方までも、老け込ん…
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- まだ名もないそのスキル#24「キューブ」
- 冒険者ギルドに戻ると、先ほど受け付けをしてくれた女性がイーサンに気づいたようだった。 他の人の受け付けが終わり、イーサンが再び受け付けに来ると「先ほどの……」 受付けの女性も、こんなに早く戻ってくるとは思ってなかっただけに言葉を探していた。二人の間には少し微妙な空気が流れた。 …
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- まだ名もないそのスキル#23「寝言は寝て言え」
- その頃、話の途中でギルドから出てきたイーサンたちはというと (ちょっと、あんた!急に飛び出してどうしたのよ?)(いいから少し黙ってろ!あと、しばらくは体から出るなよ!)(あ……、そういえばさっきの女なんかやってたわね)(不用意に来るんじゃなかった……) イーサンは焦っていた。そ…
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- まだ名もないそのスキル#22「異世界転移者 梅さん」
- 翌日、商会の仕事を終えてやってきたのは『冒険者ギルド:NRU』だった。 ギルドの中は活気に溢れており、壁にはひと際目立つ装飾されたボードがあった。それを見ると週間、年間ランキングとある。また、累計ランキングには『シエロ』と知っている名前があった。 受付けに行き、冒険者登録したい…
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- まだ名もないスキル#21「サイコパス野郎」
- ミーゼルの姿が消えてから一週間のあいだ、商会内ではミーゼルに関する話があちらこちらでされていた。 話の中身は横領していただの、パワハラしていただの、従業員たちに詐欺のあっせんをしていただの……。良い話は一つも聞くことは無く、姿を急に見せなくするには十分なほどの内容ばかりだった。…
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- まだ名もないスキル#20「はい!そうです!」
- 受け取った名刺には『冒険者ギルド:NRU 生活保安管理課 主任 イッズ・ウォルド』 そう書かれていた。 「それで……本日はどういったご用件で?」「いや~、ここで人が魔獣になったって話を聞きましてね」 「あ~、そうなんですね」 そう言いながら、頭の中では(ニグルドが話したのか。ま…
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- まだ名もないスキル#19「冒険者ギルドの者です」
- 大猿の魔獣が小指の爪ほどの大きさしかない白い塊になると、ガラスの割れた窓から風が吹き込んできた。 (さっさとそこに落ちてるラムネ拾うわよっ!) スノウの声が聞こえると同時に、スノウ主体で体が動いた。(って、まんまラムネって呼ぶんだ……) イーサンはスノウの言葉に気が抜けた。 白…
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- まだ名もないそのスキル#18「ラムネ」
- 目は覚めたが、先ほど大猿の魔獣に蹴り飛ばされたこともあって、見た目以上に損傷はひどい。 折れた肋骨が肺に刺さり、咳をすると血が混じっていた。 《……”ハイヒール”、……”身体強化”、……”痛覚無効”》 イーサンとスノウの交わった声が、傷ついた肉体の緊急措置を行う。 (これぐらい…
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- まだ名もないそのスキル#17「折角だしそれっぽいことでも言いましょうか!」
- 「ニグルドォー!!」 イーサンはニグルドの名前を叫んだ。それと同時に体は無意識にニグルドと大猿の魔獣の方へと駆け寄っていた。 声に気づいて、ニグルドと大猿の魔獣がイーサンの方へと顔を向ける。 「なんだ、イーサンじゃないか」 大猿の魔獣が笑みを不敵に浮かべてイーサンの名を呼んだ。…
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- まだ名もないそのスキル#16「大猿の魔獣」
- スノウがスキルの”テレポート”を唱え終えると、そこはイーサンの家の中だった。 安堵感と先ほどまでの出来事による疲労が同時にやってきた。「なんか疲れた……」そのままベッドに倒れ込んだ。 スノウが何か話かけてきたが休むことを優先した。その様子にスノウは「きったないわね、あんた人間で…
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- まだ名もないそのスキル#15「ウンディーネとスノウ」
- ウンディーネは正座をさせられ、スノウが説教を始める。「あんたは昔っからそうよね!もうちょっと魔人の自覚を持ちなさい!」 「だって~」ウンディーネは少しいじけた様子で口を少し尖らせた。 スノウの様子をみてイーサンは(どの口が言うんだ……)そう思ったが、話がまた脱線した方向に行きそ…
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- まだ名もないそのスキル#14「ウンディーネの城(ダンジョン)」
- 「あっ!そうだ!」ウンディーネが何かを思いついたらしい。 (魔人ってみんなこんな感じなのか?)イーサンはウンディーネの様子にスノウのテンポ感を重ねていた。 「私の城(ダンジョン)まだ来たことなかったわよねスノウ?せっかくだし見ていってよ!」そうウンディーネが言うと、スノウの返事…
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- まだ名もないそのスキル#13「ウンディーネ」
- スノウは周囲に人が居なくなったのを確認すると、イーサンの近くにやってきた。そんなスノウにイーサンは軽くため息をし、少し肩を落とした。 「じゃあ、私たちもそろそろ帰りましょうか。じゃないともっと厄介なのがーー」スノウの言葉に被せるように、女性の言葉が聞こえた。 「スノウ?やっぱり…
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- まだ名もないそのスキル#12「テレポートで来た男」
- イーサンが意識を失って少し時間が経ったころ。「確か、あの辺りじゃないか?」「気を付けろよ!どんな奴がいるかわかったもんじゃない」と腰に警棒を携えた男二人がイーサンの方へと向かってきていた。 スノウは既にイーサンとの統合(フュージョン)を解除しており、「さっさと起きろ!このスキル…
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- まだ名もないそのスキル#11「フレイムッ!」
- 「つまり…そういうことってことね!」 イーサンへの一撃が気持ちよく入ったことに満足しているのだろう、スノウは色んなことを端折ってそういった。 「そういうことって、つまりは…」とイーサンが端的にまとめようと、指を折りながら確認し始める。 ①スノウは俺(イーサン)の元を去ろう(逃げ…
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- まだ名もないそのスキル#10「イーサンとスノウ」
- 「おいおい、ちょっと待ってくれよ!スノウ。おまえって凄い魔人なんだろう?なんでスキルの項目があるのに、何も書かれてないか分かるんだろう?」 スノウを両手で掴み、さっきまでの調子づいた様子は見る影もなかった。 「私にもわかるはずないでしょ…」 それもそのはずである。2099年のあ…
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