記事一覧
カテゴリーを選択 解除
再読込
-
- 105. 元祖とか本家とか 〜天石門別安國玉主天神社〜
- 元祖か、本家か 時々、人気のお店などで勃発するこの問題。 消費者にとっては、そっちより美味しさの方が重要なのですが。 計り知れないそれぞれの事情があるのでしょう。 神社にも「どちらなのか?」問題があったりします。 高知でいえば、天石門別安國玉主天神社(あまのいはとわけのやすくに…
とさみみぶろぐ -
- 104. 初雷と、節分のお豆
- 気がつくと4月!「1月は往ぬる、2月は逃げる、3月は去る」というように、本当にあっという間。 最近の1月は、なじみのない「往ぬる」より「行く」に変わってきているのでしょうか? そんな3月の末に、雷が鳴った日がありました。 この時期に雷が鳴ると思い出す話があるのです。 高知市の土…
とさみみぶろぐ -
- 103. 「お水もらい」に、瀬戸の滝
- 今年の冬は、本当に雨が降りませんでした。気象庁によりますと去年の12月からこの2月まで、東日本と西日本の太平洋側では統計を取りはじめた1946年以降、最も少ない降水量だったそうです。 雨が少ないと野菜が育たず・・・キャベツは高いし、ブロッコリーは見かけないし、不便が多い冬でした…
とさみみぶろぐ -
- 102. イケメンもつらいよ 〜成山・仏ヶ峠〜
- 天保十二年(1841年)のことです。中浜万次郎少年(のちのジョン万次郎)が、漁に出て漂流し無人島で生き延びてアメリカの船に助けられたのがこの年です。 つまり、江戸時代の終わりが見えてきたあたりですね。 舞台は、仁淀川が悠々と流れるまち、いの町。 その中でも土佐和紙発祥の地といわ…
とさみみぶろぐ -
- 101. それいけ!轟の滝
- 2025年4月から、朝の連続テレビ小説『あんぱん』が始まります。やなせたかし先生のふるさとであり、アンパンマンミュージアムもある香美市香北町(かみしかほくちょう)。 自然豊かで、穏やかないいところです。 その香北町には滝がいくつかあるんですが、今回はのどQおすすめの『轟の滝』を…
とさみみぶろぐ -
- 100. マムシにまつわるエトセトラ
- 巳年ということで、今回はマムシについて書いてみたいと思います。ヘビ嫌いの方、ごめんなさい。 山の方に住んでいると、ヘビに遭遇することもよくあります。 都会では、ヘビも出ないんだろうなあ。 身近にいるヘビの中で、毒を持っているのがマムシとヤマカガシです。 ヤマカガシは毒牙が奥の方…
とさみみぶろぐ -
- 99. 銀笛を吹く君の肌は冷たし 〜白水の滝〜
- 2025年が始まりました!今年もあちらの伝説こちらの風景をご紹介していきますので、お付き合いくださいませ。 今年は巳年。 ヘビの伝説の宝庫といえば、やはり滝(←あくまでも個人の意見) ということで、滝からのスタートです! 前回は、虚空蔵山に残る『徐福伝説』について書きました。 …
とさみみぶろぐ -
- 98. 面白き伝説の山、虚空蔵山
- 土佐市と須崎市と佐川町にまたがる虚空蔵山(こくぞうさん)。頂上に電波塔が何本か立っているので、遠目からもわかりやすい山です。 土佐市の戸波(へわ)や須崎市では、虚空蔵山に雲がかかると雨が降ると言われているそうですよ。 標高は675m、頂上付近からの眺めは最高です。 目の前には横…
とさみみぶろぐ -
- 97. 山姥さん、お邪魔しま〜す【三】〈山姥の滝〉
- 山姥さんのお宅訪問、第三弾。今回は高知市土佐山地区にある、その名も『山姥の滝』です。 山姥の滝までは、高知市中心街からだと車で40分くらい。 土佐山地区までもアップダウンはありますが、JA土佐山支所から北に入るとますます細い山道が待っています。 滝の近くにある『ゴトゴト石』まで…
とさみみぶろぐ -
- 96. 続・久保村の伝説
- 天明8年(1788年)の山崩れに巻き込まれ無くなったといわれる久保村(現在の香美市物部町)の話の続きです。豪胆不敵の豪傑だったといわれる、久保家の当主であった源兵衛さん。 ヌシが住むといわれ誰も近づくことのなかった轟の釜で、『から川流し』と呼ばれる漁をしたことで山崩れを引き起こ…
とさみみぶろぐ -
- 95. つわものどもが夢の跡 〜吉良神社・蓮池編〜
- 前回にひき続き、吉良左京進親実(きらさきょうのしんちかざね)さんのゆかりの地を訪ねます。→前回『ミサキを訪ねて〜吉良神社編〜』 親実さんより100年ほど後に活躍された儒学者・神道家の谷秦山(たにじんざん)先生が、 「文をもって民を導き、武をもって邪を退け、名君の称あり、領民皆心…
とさみみぶろぐ -
- 94. ミサキを訪ねて 〜吉良神社 編〜
- 長宗我部元親さんの逆鱗に触れて切腹を命じられた吉良親実さん。26歳という若さで亡くなってしまいました。 その後の祟り話の多さたるや。 前回は、その怪異の数々をざっと紹介しました。→『土佐随一の怨霊譚』 夜な夜な怨霊が出てくるなんて話を聞かされたら、おちおち外を出歩けません。 い…
とさみみぶろぐ -
- 93. 土佐随一の怨霊譚 〜吉良親実公と従者七人〜
- このブログでも何度か紹介してきた怪異、『七人ミサキ』。とうとう本丸、吉良親実(きらちかざね)さんと七武将の回となりました。 そう、高知県を代表する祟り神です。 常々、祟り神って人望や人気がないとなれないものではないかと思っています。 求心力の落ちてきた権力者によってむごい最期を…
とさみみぶろぐ -
- 92. やっぱり気になる、黒田郡伝説
- 海に沈んだ伝説、黒田郡(くろだごおり)。 黒田郡という大きな集落が、天武天皇13年(684年)に起こった白鳳(はくほう)地震で海底に沈んだ、という伝説が高知に残っています。 ただ黒田郡がどこにあったのか、わからぬままなのです。 詳しくは→『89. 海に沈んだ伝説』 四万十町の志和…
とさみみぶろぐ -
- 91. 謎の昔話と、おちよ地蔵
- 高知市をの真ん中を流れる鏡川。昔は坂本龍馬も泳いだらしいですぜよ。 龍馬の辺りより西にある鏡川橋の少し上流に、大きなイチョウの木と2体のお地蔵さんがおわします。 人柱になったおちよさんを祀る『おちよ地蔵』です。 その昔、大雨で鏡川が氾濫するとここにかけた橋が流されてしまうのだそ…
とさみみぶろぐ -
- 90. 夢枕に立つお地蔵さん
- どなたかに夢枕に立たれたこと、ありませんか?亡くなった誰かとか、もしかしたら神様や仏様とか。 夢に出てきたことはあっても、何かを告げられることって少なそうですよね。 起きたら忘れてそうだし。 そういえば、義母(80歳)は夢枕の経験があるそうです。 義祖父が亡くなって間もないころ…
とさみみぶろぐ -
- 89. 海に沈んだ伝説
- 8月8日に「南海トラフ地震臨時情報」なるものが発表されました。今回は15日に呼びかけ終了となりましたが。 いつかは来るものなのだろうと思ってるんですけどね~。 それでも怖いですよね~。 ということで、今回は『黒田郡(くろだごおり)』について書いてみようと思います。 黒田郡という…
とさみみぶろぐ -
- 88. 草履の呪力を知ってるかい?
- 本来の役目を果たしながら、魔除け・厄除け・厄払い・厄落としにもなるアイテム。あらゆる災いを近づないためのおまじないに使われてきたもの。 それが 草履 草履 草履 草履・・・・・ そう、草履(ぞうり)です。 昔のことを調べていると、おまじないなどにやたらと草履が出てくるんです。 …
とさみみぶろぐ -
- 87. 圧巻!石垣の里 〜愛南町外泊〜
- 次男・三男によって作られた集落がある そしてなにやらその集落には石垣がある そう聞いて興味がわき、行ってきました愛南町の外泊(そとどまり)。 愛南町は、愛媛県の一番南にある町です。 御荘から、2006年まで有料だった旧西海有料道路を快適にドライブ。 こんな道をすぐ『スカイライン…
とさみみぶろぐ -
- 86. ミサキ避けのお地蔵さん
- このブログでも何度かお話ししてきました『七人ミサキ』。災害や事故、水難などで亡くなった人の霊、もしくはそれを祀ったものを『七人ミサキ』と呼びます。 七人であることが特徴。 いわゆる憑きものの一つですが、海や川で不慮の死を遂げたときにいわれることが多いようです。 高知の話が有名で…
とさみみぶろぐ -
- 85. 星に願いを、だけじゃない七夕の話
- 7月7日は七夕さま。色とりどりの短冊に願い事を書いて笹(もしくは竹)に飾ります。 はなればなれになってしまった織姫と彦星が、晴れていれば天の川を渡って年に一回だけ会うことができる日です。 物語によっては、織女(しゅくじょ)と牽牛(けんぎゅう)という名前になってたり。 晴れたから…
とさみみぶろぐ -
- 84. 神秘の岩を探すの巻
- 今回は、個人的感覚の話です。見えるとか感じるとかのボンヤリした切り口ではない方が好みなのですが、今日は違いますよ。 とらえ方によっては怪しく聞こえるかもしれませんが、やさしい気持ちでお付き合いください。 1ヶ月ほど前、高知インターチェンジから高松方面向けの高速道路に乗りました。…
とさみみぶろぐ -
- 83. 殿さま、馬から落ちるってよ
- 使うまいとは思ってるんですよ、小説『桐島、部活やめるってよ』をもじったタイトル。また付けてしまいました・・・さて『桐島、部活やめるってよ』は映画にもなっていて、神木隆之介さん主演で高知が舞台でした。高知で神木さんといえば『らんまん』が記憶に新しいところ。牧野富太郎さんが主人公の…
とさみみぶろぐ -
- 82. 機魔ヶ淵は、不気味に光る
- 淵というものは、なぜ怖く感じるのでしょうか。昔から主が住んでいる、と言われても信じてしまうような底知れぬ怖さ。 覗き込むのさえ腰が引けてしまうくらいの。 濁っていても澄んでいても怖いのだから厄介です。 個人の感想と言われればそうなのですが、伝説の多さを考えるとそうとも言い切れな…
とさみみぶろぐ -
- 81. 餅投げは、バースとかバイとか
- 昨年あたりからでしょうか、高知では盛んに餅投げが行われています。コロナで自粛した期間の分を取り戻すかのよう。 道路が開通すれば投げる、道の駅が完成したら投げる、お祭りといえば投げる。 始まる前からみんなのテンションが上がっているので話ははずむし、帰りもみんな笑顔なので、晴れやか…
とさみみぶろぐ -
- 80. ミサキめぐり 〜比江山神社 編〜
- 前回の続きでございます。長宗我部元親さんの後継問題で切腹させられた比江山掃部介親興(ひえやまかもんのすけちかおき)さん。その後、数々の怪異が巻き起こります。当時も怪談がささやかれて後の時代まで恐怖が残るなんて、かなりセンセーショナルな出来事だったのでしょう。そのあたりは前回の『…
とさみみぶろぐ -
- 79. 比江山の七人ミサキ
- 災害や事故、水難などで亡くなった人の霊を祀ったものを『七人ミサキ』と呼びます。七人であることが特徴です。 『怪異!七人ミサキ』の回では─── 野や川で変死した人の霊が七人で彷徨っている。 ↓ 生きている誰かに取り憑いてその人が死ぬと七人のうちのひとりが成仏できる。 ↓ 新たに加…
とさみみぶろぐ -
- 78. 由緒正しき『下』の話
- 高知市の介良(けら)にある朝峯神社(あさみねじんじゃ)。『延喜式神名帳』にも載っている式内社のひとつです。 どうやら大きな岩があるらしい。 聖なる空気感を想像しながら階段を登ったその先に────── どーーーんと現れたのは、男性器を模した石でした。 生殖器崇拝のことは知っていま…
とさみみぶろぐ -
- 77. 神社姉妹は、個性的!
- 世の中には有名な兄弟や姉妹がたくさんいます。一緒にオリンピックでメダルを取ってしまうなんてことも。 神様界で代表的なのは、天照大神(アマテラスオオミカミ)、月読命(ツクヨミノミコト)、須佐之男命(スサノオノミコト)の姉弟でしょうか。 神社同士が姉妹というパターンもあるんですよ。…
とさみみぶろぐ -
- 76. 山姥さん、お邪魔しま〜す【二】〈大滝山〉
- 滝や断崖、岩などに住み、飛ぶことができるとされる山姥。その正体に少しでも近づきたく、住居だったといわれるところを訪ねています。 山姥さんのお宅訪問、第二弾です! 今回訪ねるのは、日高村にある大滝山。 日高村は、高知市から車で30分ほどのところ。 大滝山は標高247m、ハイキング…
とさみみぶろぐ
読み込み中 …