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- タイトル
偽・乱筆記〜himagine〜
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- エッセイ・随筆 (63位/153人中)
- 人文(全般・その他) (29位/104人中)
- 散文 (3位/11人中)
- 日記・雑談(その他) (-位/297人中)
- 日々の出来事 (-位/261人中)
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- 当たり障りのない日常の日記や雑記の類です
記事一覧
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- 春を彩る
- 先日毎年恒例の哀しい企画“独り花見”を決行した。今年になって初めて気付いたのだが桜の樹の枝に止まって芽を啄んでいる緑色の小さな鳥が結構沢山居るのに気が付いた。明るい色合いの野鳥が都心に生息していることに先ずは驚いた。ペットで飼っていた鳥が逃げ出して野生化しているという報道を以前…
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- 春は短し
- 昭和の頃まで日本の季節はそう変わらない四季折々を繰り返してきたと思っているが、20世紀の終わりの頃から暑い時期が長くなってきたと思う。それで私の現代の季節観は、春=3月後半から4月一杯夏=5月から9月一杯秋=10月から11月一杯冬=12月から3月前半こんなふうに感じているので“…
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- 桜雪
- 私の中学校への通学路の途中には芝生の間を通り抜ける小路があってその先の傍に桜の樹が立っていた。そして卒業式の前夜は雪が降り、すでに桜の咲いている枝葉に雪がほんのりと積もっていた。今思えばとても綺麗な光景だったが、中学校最終日の男子中学生には桜や雪を愛でるような感性が無く、近所の…
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- 2025年の計
- あけましておめでとうございます今年も宜しくお願いいたします2024年も無事に生き延びるができた。1年間を振り返ってみると近年では一番体調を崩した年だった。春先と秋口に冷たい風を感じたと思ったらもう手遅れでくしゃみと鼻水が止まらなくなり、その後は咳が止まらなくなった。風邪から気管…
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- Black light
- 12月から2月の一番寒い時期はサムライのブラックライトという香水を使っている。サムライは2000年頃にアラン・ドロンが作ったという触れ込みで発売されて、私はドロンと同じ誕生日なのでこれも何かの縁かと思ってそれ以来四半世紀愛用している。きついムスクのホストっぽい香りでそのくどさを…
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- Candy,I love you
- 喉と鼻の風邪をひく度に喉と鼻と気道を楽にさせるために貧困な私の編み出した貧乏療法が刺激最大ののど飴、黒い包装のホールズをティーバッグの紅茶に入れて溶かして飲むというものだ。しかしティーバッグの紅茶は何処にでも売ってるのだが、ホールズがあまり流通してなくて近年は入手が困難になって…
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- Mystery night
- 最近ずっと忙しい日々が続いてるが、私が今の会社に入社した直後は今よりも忙しかったかもしれない。“働き方改革”なんて言葉が使われ始める前だったので、残業で終電が無くなることもあった。その時は都内湾岸某所から当時住んでいた横浜まで会社からタクシー券を貰ってタクシーで帰っていたが、あ…
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- Calm place
- 私は人混みが嫌いなので繁盛している店が好きではない。先日の健康診断で病院に少し早く到着してしまったので近くの喫茶店みたいなところで時間を潰そうと思い、すぐに見つけたタリーズに向かったがレジ前に行列ができていたのでそこを諦めて他に入れそうな喫茶店が近くに無いかなぁと歩いているとい…
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- Summer holiday
- 政治家たちが8月に休みが無いから“山の日”を作ろうとか言い出した報道を最初に観た頃から私は“8月8日”が良いと思っていた。“8“を漢字で書くと”八”で、山の形みたいになるから山の日に相応しいと思ったのだ。ちょうどお盆と1週間ずれるから祝日にかこつけて帰省のピークを平準化できると…
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- 遠雷
- その日は日曜日で私は家に居て独りでFMのラジオを聴いていた。天気のいい昼下がりに突然ゴゴーンと雷鳴が聴こえてきた。表を見ると雨雲どころか白い雲さえ疎らだったので晴天でも雷が落ちるなんてことがあるんだなぁとその時は思った。少ししてラジオのDJが「たった今訃報が入りました」とマイル…
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- Last school days
- アイルトン・セナが死んだのは私が大学に入学してすぐのことだ。朝、家を出る時に事故の報道を観ていたが、生死まではまだ分からなかった。学校でもその話題で持ち切りで、学校近くに住んでいて直前のニュースを観ていた下條からセナの訃報を知ることになったが、その事故は友人知人が居なくてまだキ…
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- 私の春の風物詩
- 日本には“年度”という概念があり、3月末を社会的な節目としている。それで4月になると進級、進学、就職、昇進、転居など生活に変化が訪れる人が多いが、私はすっかり出世コースから完全に外れてしまっているので、社内でのおめでたい話にはすっかり縁が無くなっていた。私自身ももう10年くらい…
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- シュレディンガーの猫
- 人生とは不確かなもので、その時点になってみないと分からないことなんか無限にある。裕福な家庭に生まれながら後に不遇な半生を送った人も、逆に逆境から這い上がり後に幸福な半生を勝ち取った人も少なからずは居るだろう。姓名判断に拠ると私の運命は凶運で前半生は悪運に苛まれやすいが、晩年期は…
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- 汚れちまった悲しみに
- 私の不注意で昨年買ったばかりの鈴木英人の描いた海の絵が背中にプリントされているお気に入りのTシャツにコーヒーをこぼしてしまった。白地なので染みが残るのではないかと心配しつつも翌日洗濯したところこの経緯を知らなければ気付かない程度ではあるが知っている当人がよく見ればやはり薄っすら…
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- Anachronism
- 1990年代以降は現在に繋がるデジタルの時代のイメージがあるが、1980年代以前はアナログの時代でそこで時間の流れが一度断絶しているような時代の大きな節目を感じている。そして私は90年代くらいまでは同世代との社交の意味合いもあり、所謂“流行”と言われるものに少なからず関心を持っ…
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- I dreamed a dream
- 新聞配達をしながら大学浪人をしていた頃に代ゼミの驚異の現代文の授業で、“読書”は文字を頭の中で形而下に変換する活動なので脳の刺激になりボケ防止になる。という余談を聴いて感化された私は、手始めに安い文庫本を読み始めた。通学の電車の中で読む時に他人に表紙を見られるのが嫌で確か渋谷の…
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- 2024年の計
- あけましておめでとうございます今年も宜しくお願いいたします2023年も無事に終えることができた。私にとっては忙しすぎる職場で、毎日へとへとで私的にやりたいことがあまりできていないのが些か心残りではあるのだが、無能な私が続けられる仕事にありつくことができただけでも有り難いと思って…
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- 寒い日の過ごし方
- 今年はいつまでも暑い日が続いてきたが、11月を過ぎた頃からはさすがに冷え込んできた。ようやく外をジョギングできる。週末の午後、いつもの公園に行き、腹の脂肪を燃焼すべく走り始める。銀杏の大木は今だに艶やかな黄々しさを魅せていたが、紅葉はもう落葉に変わりつつあり冬の気配を感じさせて…
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- 憧れの東京
- ミュージシャンのKANが亡くなったという報道を観て学生時代を少し思い出した。その頃は私にもまだ友人と呼べるような人が少なからず居て、同級生の大川君に『ツルモク独身寮』という漫画を読ませてもらったのだが、その主人公の後輩で青森から東京に出てきた真面目な青年が家庭の事情で実家に帰ら…
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- Night walking
- 最近は会社の仕事が忙しすぎて帰りが遅くなった夜は、最寄りに開いてる飯屋が無いので、2つ隣の駅で降りて遅くまでやっているラーメン屋に立ち寄ることが多い。そしてその帰り道は、わざと入り組んだ住宅街の裏道をくねくねと遠回りしながら帰ることにしている。道すがらに建ち並ぶ建物を見ては、豪…
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- Light my fire
- 平日は朝から夜まで半日仕事で、週末は月会費が勿体ないので多少無理してもジムに行って筋トレ、ラン、スイム、サウナ。時節もいい感じで涼しくなったので近所の公園を走ることもある。深夜ジムの帰りに時間が合えば朝割の効くスーパー銭湯に行く。外出するのがダルい時は部屋の掃除。その余勢で早く…
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- A hard day's night
- 平日は朝から夜まで半日仕事で、週末は月会費が勿体ないので多少無理してもジムに行って筋トレ、ラン、スイム、サウナ。時節もいい感じで涼しくなったので近所の公園を走ることもある。深夜ジムの帰りに時間が合えば朝割の効くスーパー銭湯に行く。外出するのがダルい時は部屋の掃除。その余勢で断捨…
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- 夏の匂い
- 昔から香を焚く習慣がある。安価でハイクラスな雰囲気を味わえると思い格好つけのつもりで始めてそれがもう20年くらい続いている。若い頃はインドや中東を思わせるエキゾチックでスパイシーな香りに惹かれた時期もあったが、年齢を重ねてからはお墓や仏壇に立てる白檀の香りに好みが落ち着いた。安…
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- Saturday in the Park
- 今年も夏本番を迎えているが、屋内よりも外気の風の方が体温を下げてくれそうなどんよりとした雲の厚い曇り空の日はジムに行くよりもなるべく街中を走るようにしている。曇り時々雨、降水確率40%という天気予報を真に受けて近所の公園まで走りに行ったらまあまあ晴天に恵まれてしまい、その日は気…
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- Unlucky man
- 先日、夕方サンダルを履いて 近所のラーメン屋まで行ったのだが、 その帰りにサンダルの左足の甲を留める バンドが千切れてしまった。 仕方なく左のサンダルを持って、 左足は靴下のままで帰ることにした。 雨上がりとはいえ道もまあまあ濡れている。足裏がべたべたして気持ち悪いので早く帰り…
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- 雨季
- 私の中ではもう随分前から 5月から9月までの間を夏時間と認定している。 それに何の意味があるのかと言えば、 生活の諸々を夏仕様にしているのだ。 この機に毛布をクリーニングに出す。 ズボンも薄地のに代えている。 オーデコロンもサムライを 透明の瓶から青い瓶に代えている。等々…やは…
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- 胡蝶の夢
- 私はここ数年で趣味がガラッと変わってしまい、コロナ禍の少し前から始めたジム通いが今では生活の中では中核を成す習慣になっている。それで筋トレとラン、バイクを中心に所謂“細マッチョ”を目指してボディメイクをしているのだが、そのわりに最近は少々疲れやすいのか睡眠時間を毎日7、8時間確…
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- うたかた
- 今年の冬はあまり寒くなかった。地域によってはそんなことなかったかもしれないが、私の暮らす街は例年に比べたら寒くなかったと感じた。まぁそれでも1月2月くらいまでは、さすがに冬らしい寒さがあって些か出不精になってしまい、あまりジムに足を運ばなかったが、3月初旬にはアウターを羽織らず…
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- Bathtime blues
- 私は毎年住所を知っている親族に年賀状を出し続けている。元々親戚付き合いはほぼ皆無だったのだが、 2011年に父が亡くなった時にいつか頼る時があるかもしれないという浅ましい思惑から葬儀に足を運んでくれた人たちとの縁を繋ぎ止めておきたいと、その翌年から始めた。“いとこ”にあたる人た…
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- 2023年の計
- あけましておめでとうございます今年も宜しくお願いいたしますなんとか2022年も無事に五体満足で定職に就いたまま迎えることができた。私のような知恵遅れの無能力者にしてみれば奇跡を起こし続けているようなものだ。この蜘蛛の糸を手繰って手に入れた奇跡をこれからも続けていけるように迎えた…
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